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新羅時代に書かれた「94文字の土地文書の木簡」出土

新羅時代に書かれた「94文字の土地文書の木簡」出土

Posted December. 10, 2019 08:37,   

Updated December. 10, 2019 08:37

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6世紀の新羅の土地管理文書と推定される木簡が出土した。

文化財庁は、慶尚北道慶山市瓦村面所月里(キョンサンブクド・キョンサンシ・ワチョンミョン・ソウォルリ)の遺跡から、94文字が書かれた木簡(写真)が出土したと、9日明らかにした。この木簡は、同じ場所で発掘されて最近公開された人の顔の形の土器の下から出た。

木簡は長さが約74.2センチで、曲がった木の表面を整えて作った6面にわたって文字が書かれている。

木簡には、我が国固有の漢字で水田を意味する「畓」が入っている。また、租税賦課のための土地面積の単位は「結」や「負」を使ったことが確認された。従来は結、負は三国統一を成し遂げた7世紀以降に使われた用語とされたが、今回発見された木簡により、6世紀から使われたと見ることができると文化財庁は説明した。

木簡に登場した「谷」、「堤」の字も注目される。「谷」は、谷に住む一定の集団があったことを、「堤」は堤防が租税賦課と関連があることを示している。文化財庁は、「書体やその内容から見て、慶山周辺地域の土地の現況を記録した木簡である可能性が高い」とし、「木簡を通じて谷と堤防を中心とした当時の地方村落の立地、農業生産力増大のために築造した堤防とその周辺に位置する田んぼの存在、租税を受け取る中央政府の支配様子などを垣間見ることができる」と明らかにした。


趙鍾燁 jjj@donga.com