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路面凍結予測技術で 「ブラックアイスバーン」事故を防ぐ

路面凍結予測技術で 「ブラックアイスバーン」事故を防ぐ

Posted December. 17, 2019 08:34,   

Updated December. 17, 2019 08:34

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14日、尚州(サンジュ)~永川(ヨンチョン)間の高速道路で7人が死亡する事故の原因は、路面に染み込んだ雪や雨が気温低下によって凍ってしまう「ブラックアイスバーン」だ。ブラックアイスバーンは路面が凍っているように見えないため大変危険だ。国土交通部は15日、路面凍結に弱い区間を再調査すると明らかにしたが、11万kmにも及ぶ国内道路を全て調査することは現実的に厳しい。

このような冬の安全運転を脅かす路面凍結を自動で予測してくれる技術が開発された。ナビゲーションメーカーと共同でパイロット技術の適用も推進、今後、凍結危険を知らせるナビゲーションの商用化も期待される。

韓国建設技術研究院インフラ安全研究本部のヤン・チュンホン研究委員率いるチームは16日、測定した外気の温度と位置情報を基に路面の温度変化を把握し、凍結を自動で予測してくれる技術を開発したと明らかにした。

研究チームは温度測定機器を装着した車両で自由路と嶺東高速道路一帯を5年間走行、様々な気象状況での外気の温度と位置情報を測定した。このデータを地域の気象情報、環境、道路情報と組み合わせて分析、路面の温度変化のパターンを予測し、アルゴリズムを使って危険度合いを判断する。例えば、路面温度が氷点下以下で降水確率が60%を超える場合、斜面道路の特性を予測、この区間の凍結危険性を運転者にリアルタイムで案内する。

ヤン研究委員は「凍結情報を知らせるナビゲーション開発に向け専門企業のティンクウェアーと共同で技術のパイロット・テスト中なので冬の安全運転に役立つ」と語った。


チョ・スンハン記者 shinjsh@donga.com