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金広鉉、「秋のゾンビ」セントルイスと大詰めの交渉

金広鉉、「秋のゾンビ」セントルイスと大詰めの交渉

Posted December. 18, 2019 08:33,   

Updated December. 18, 2019 08:33

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メジャーリーグ進出を進めている金広鉉(キム・グァンヒョン=31)がセントルイス・カージナルスの扉を叩いている。

金広鉉側の関係者は、「金広鉉が16日、米国へ出国し、今日(17日)現地に到着した」と話した。米国スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のコラムニスト、ケン・ローズンソル氏は17日、金広鉉とセントルイスが大詰めの交渉を行っていると伝えた。セントルイスは金広鉉に入団をオファーをしながらメディカルテストを要求。これを受け入れた金広鉉は、メディカルテストを受けるために渡米した。メディカルテストを通過すれば、より具体的な交渉が行われる予定だ。

ナショナルリーグ中地区に所属するセントルイスは伝統の強豪だ。ナ・リーグで19度優勝しており、ワールドシリーズ(WS)優勝だけでも11回に上る。ポストシーズン(PS)に進出すれば客観的な戦力以上に勝負強さを見せ、「秋のゾンビ」の異名がついた。2019年に中地区1位で4年ぶりにPSに進出したがWSを制覇したワシントン・ナショナルズに4連敗を喫してメンツを潰された。

日本プロ野球(NPB)出身のマイルズ・マイコラス、ジャック・フラハーティ、ダコタ・ハドソンなど先発1番手から3番手までは堅固だが、先発投手の一角を担っていたマイケル・ワカが自由契約選手(FA)資格を得て、ニューヨーク・メッツに移籍しており、アダム・ウィンライトがリリーフ投手に転換される可能性があり、先発投手陣に空白が生じた。大リーグでも先発を希望している金広鉉が先発投手としてのキャリアを続けられる好条件だ。

セントルイスのファンに好印象を残した呉昇桓(オ・スンファン=三星)の存在も、金広鉉には有利な材料だ。NPBの阪神タイガーズを経て2016年シーズンを控えてセントルイスと2年間、最大1100万ドル(約129億ウォン)で契約した呉昇桓は、2016年シーズンを半ばにチームに抑え投手として活躍し、通算6勝3敗19セーブ14ホールド、防御率1.92と大活躍した。翌年にも1勝6敗20セーブ7ホールド、防御率4.10を記録した。

具体的な目標金額を公表してはいないが、MLBの関係者などによると、金広鉉側は年平均600万ドル水準の契約を希望しているという。リリーフの呉昇桓とは立場なども違うが、呉昇桓の過去の契約規模は金広鉉とセントルイスの双方に一つの参考材料になり得る。

2014年シーズンが終わった後、ポスティングシステムを通じて初めてメジャーリーグに挑戦した金光鉉は200万ドル(最高額)を提示したサンディエゴ・パドレスと単独交渉を行ったが、年俸などで歩み寄れず、SKと再契約した。当時サンディエゴは年平均100万ドル水準を提示したとされる。30歳を超えた2019年に第二の全盛期を迎えた金光鉉は、大リーグ進出の夢を果たすことができるだろうか。


金培中 wanted@donga.com