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海外で育つ韓国ゴルフの超有望株、キム・ジュヒョン

海外で育つ韓国ゴルフの超有望株、キム・ジュヒョン

Posted December. 20, 2019 08:04,   

Updated December. 20, 2019 08:04

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「世界ランキングが着実に上がっていて不思議な気持ちです。いつかは必ず1位になりたいです」

今年のアジアツアーで大活躍し「超有望株」に浮上した17歳のキム・ジュヒョンは、笑みを浮かべた。先日帰国し、タイトルリストと衣装やクラブ、ボールなどのスポンサー契約を結ぶなど未来の韓国ゴルフを引っ張る選手として注目を集めている。今季のアジアンツアーで好成績(優勝1回、トップ10入り3回、2部優勝3回)を挙げたキム・ジュヒョンは、昨年末に2006位だった世界ランキングをわずか1年足らずで158位まで上げた。18日、水原(スウォン)CCで取材に応じたキム・ジュヒョンは、「まだ若いので、もっと学べる機会がある。失敗をしても、若いうちの方が良いから…。成長し続けたい」と話した。

今季で3度目の参加となる1部ツアー戦のパナソニックオープンでアジアンツアー史上2番目に若い年(17歳149日)で優勝を果たした。キム・ジュヒョンは「1部ツアーで初優勝した後、これまでゴルフをしてきた数々の場面が思い浮かび涙が流れた」と感無量そうに語った。

ソウル生まれのキム・ジュヒョンは、ゴルフレッスンをする父と食堂を運営する母に従って中国、豪州、フィリピン、タイでも暮らした。キム・ジュヒョンは「6歳の時から父に従ってゴルフ場を通いながらゴルフをした。そのうち憧れのタイガー・ウッズ(米国)のようになりたくて、11歳の時、プロになると腹を決めた」を話した。

今はタイに住んでいるキム・ジュヒョンは昨年6月、アジアンツアーでプロデビューを果たした。アジアンツアーは、満16歳、韓国プロゴルフ(KPGA)ツアーは満17歳からプロとして活躍することができる。キム・ジュヒョンは「少しでも早くプロを経験したくて、子供のときから試合を直接観戦しながら夢を育んできたアジアンツアーを選んだ」と語った。キム・ジョヒョンは、「今プレーしているアジアンツアーから、米男子ツアー(PGA)にダイレクトに進出することを目指している。来年に世界100位以内に入り、PGAの2部ツアー、クオリファイング・トーナメントの最終ステージに直行したい」と抱負を語った。

キム・ジュヒョンは、おじさんか父ほどの年齢差のあるプロたちの競争しながらも、今季のアジアンツアーで平均ストローク(68.89)と平均バーディー(4.63)で2位に名を連ねている。それでも自らのゴルフをグレードアップすることに集中している。「オフシーズンは1週間に6回ずつ8時間ほど欠かさず練習してきた。体のためにハンバーガーや炭酸飲料も避けている。飛距離(平均280.05ヤード、アジアンツアー)も伸ばす計画だ」。キム・ジュヒョンは、先月末から女子ゴルフ世界1位のコ・ジンヨンのスイングコーチを務めるイ・シウプロからレッスンを受けている。キム・ジュヒョンが所属するマネジメント会社「チームエース・スポーツ」のキム・サンウ代表取締役は、「イさんの診断によると、キム・ジュヒョンは下半身の力を30%しか使っていないという。そこを補えば飛距離は伸びると期待している」と話した。


鄭允喆 trigger@donga.com