文在寅(ムン・ジェイン)大統領が、執権4年目の国政キーワードとして「確実な変化」を掲げた。総選挙が予定された今年初めから検察など権力機関改革といった政権後半の国政課題に拍車をかけ、顕著な変化への意欲を明らかにしたのだ。
文大統領は2日、新年初の公式日程で国立ソウル顕忠院(ヒョンチュンウォン)を参拝し、芳名録に「新しい100年の初出発『確実な変化』で始めます」と書いた。文大統領は特に「確実な変化」を引用符で強調した。
参拝後、大韓商工会議所で行われた新年合同挨拶の会の演説でも、「新年にはより確実な変化を生み出す」とし、「権力機関の改革と公正社会の改革がその開始だ」と述べた。文大統領の念願だった高位公職者犯罪捜査処(高捜処)設置法案が国会を通過したため、総選挙を控えて権力機関を中心に全分野で改革にスピードを出すという趣旨だ。これと関連して大統領府関係者は、「執権後半期には国民も社会もはっきり変わっていると感じられなければならない」とし、「各分野で皆が結果を出そうという意味」と説明した。
パク・ヒョモク記者 tree624@donga.com