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武漢肺炎が拡大、格安航空会社は中国路線運休へ

武漢肺炎が拡大、格安航空会社は中国路線運休へ

Posted January. 29, 2020 07:19,   

Updated January. 29, 2020 07:19

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韓国の航空会社は、新型コロナウイルス感染症(武漢肺炎)の拡大を受けて不安が広がっていることを受け、中国路線の運航停止や縮小に乗り出した。航空会社各社は、中国路線の航空券キャンセルの返金手数料を免除することにした。

28日、格安航空会社(LCC)のエアソウルは、仁川(インチョン)~張家界と仁川~臨沂など、自社のすべての中国路線の運航を暫定的に運行を停止すると発表した。旅行者たちが武漢だけでなく、中国路線全体への不安を訴えたことで下した措置だ。

済州(チェジュ)航空も、29日から釜山(プサン)~張家界の路線を、30日からは務安( ムアン~張家界路線の運航を中止する。来月2日からは務安~三亜路線も中止する。イースター航空は30日から、清州(チョンジュ)~張家界路線を一時中止し、エア釜山も釜山~張家界路線の中止を検討している。このほか、ジンエアーは2月2日から済州~西安路線の運航を中止する。ティーウェイ航空は29日から3月28日まで大邱(テグ)~張家界、大邱~延吉路線を、2月1日~3月28日は仁川~三亜路線を運航しない。

航空会社各社が張家界路線のほとんどを運航中止するのは、張家界が武漢から直線距離で約300キロの距離にあるほど近いからだ。また、張家界の主要観光地である国立公園が武漢肺炎によって閉鎖されたことも、運航停止に影響を与えた。

これに先立ってティーウェイ航空は昨年、中国武漢路線の新規運輸権を確保したが、今回の事態で、仁川~武漢路線の就航を無期限延期した。23日に仁川~武漢路線を一時運航中止した大韓(テハン)航空と国籍航空会社の中で中国路線の売上の割合が最も高いアシアナ航空も、追加で中国路線の運航中止と削減を検討している。

武漢肺炎の事態により、航空機乗客の減少は徐々に増えると見られる。国土交通部によると、1月に国籍航空会社を利用して中国に向かう乗客数が毎週減っている。航空業界の関係者は、「武漢肺炎のせいで、旧正月連休だけで予約席の約10%がキャンセルされた」とし、「今後、中国に行こうとした乗客の30~40%以上が予約をキャンセルすると見られる」と語った。


ピョン・ジョングク記者 bjk@donga.com