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政府、「地域社会感染が確認されたアジア6カ国」への旅行自粛を勧告

政府、「地域社会感染が確認されたアジア6カ国」への旅行自粛を勧告

Posted February. 12, 2020 08:27,   

Updated February. 12, 2020 08:27

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政府は、新型コロナウイルス感染症(新型コロナ)の地域社会への感染が確認された中国のほか、アジアの6つの地域への旅行や訪問を最小限に抑えるように勧告した。世界保健機関(WHO)も、一歩遅れて第3国感染の危険性を警告した。

中央事故収拾本部の副本部長である金剛立(キム・ガンリプ)保健福祉部次官は11日のブリーフィングで、「新型コロナが、第3国を通じて国内に流入することを防ぐための措置だ」とし、「この地域への訪問が避けられない場合は、旅行期間や人員を最小限に抑え、ビジネス上の出張や国際セミナーの参加なども最小限に抑えてほしい」と話した。その対象は、シンガポールと日本、マレーシア、ベトナム、タイ、台湾である。世界保健機関(WHO)が発表した地域社会の感染が確認されたり、推定される地域12カ所(韓国を含む)のうち、中国との交流が多いアジア地域を優先的に勧告したのだ。

政府はまた、新型コロナ患者が発生した国を訪問したら、帰国後14日間はなるべく自宅に滞在して、他人との接触を避けてほしいと勧告した。患者発生地域は、地域社会への感染が確認された地域のほか、米国とドイツ、フランスなど18地域だ。これらの地域に行ってくる場合は、手洗い、咳のエチケットを遵守し、多衆密集場所の訪問を自制してほしいと強調した。

ただ、政府は旅行警報の段階を調整しなかった。新型コロナの流行と関連して、外交部は中国湖北省地域に対して避難勧告(3段階)、その他の中国地域(香港、マカオを含む)は旅行自制(2段階)の警報を出した。金次官は、「旅行警報は治安、自然災害など、それぞれの国の状況を総合的に見て決定する」とし、「今回の勧告は、これとは別に感染症に関する情報を提供して、旅行するかどうかの判断に役立てるためのものだ」と説明した。

テドロス・アダノム・ゲブレイエソスWHO事務総長も10日(現地時間)、「最近、中国に行ってきたことのない人から、(新型コロナが)伝染される事例が発見された」とし、「このような少数事例が、より大きな火災の火種になりかねない」と、第3国感染の危険性を警告した。


ウィ・ウンジ記者 イ・ユンテ記者 wizi@donga.com · oldsport@donga.com