セントルイス・カージナルスの「KK」金広鉉(キム・グァンヒョン=写真)が防御率「ゼロ」行進を続けている。
金広鉉は6日、米国フロリダ州ジュピターのロジャー・ディーン・スタジアムで行われたニューヨーク・メッツとのオープン戦にカージナルスが6-5でリードした5回表に先発投手アダム・ウェインライト(39)からマウンドを受け継いだ。2回を投げて2三振を奪い、3被安打無失点で試合を終えた。投球数は25球で、ストライクは18球だった。最高球速は150キロまで出た。金広鉉は6回表の1死1、3塁としたが、後続の2打者をセンターフライと投手前ゴロで打ち取り危機管理能力の高さを見せつけた。
金広鉉は3度のオープン戦登板で5イニングを投げ無失点に抑え、先発ローテ入りの可能性を高めた。チームメイトから認められていることも好シグナルだ。メジャーリーグの公式ホームページは、今回のスプリングキャンプで注目される選手をチーム別に整理したが、カージナルスでは金広鉉が名を連ねた。カージナルスのリリーフ投手ジョン・ブレッビア(30)は、「金広鉉について知らないことが多いけど、何度か投球を見ただけでもわくわくさせる選手だ」と言い、「球威も良いし制球力も備えている。チームにとってダイナマイトのような爆発をもたらすだろう」と話した。
あいにく4番手で登板したブレッビアが2失点し、カージナルスはメッツに7-7で引き分けた。カージナルスは同日、チームを二つに分けて、それぞれ別の試合を行うスプリットスクワッド方式で試合を行う。
太ももに痛みを訴えて登板を一度欠いた金広鉉は、この日の試合後に「今の体調は100%」だとし、「散髪してから釣りに行くつもりだ。必ずマカジキくらい大きな魚を釣って来るから」と余裕を見せた。7日はカージナルスの休日だ。
一方、メジャーリーグの投手史上最高額の契約を結んだゲリット・コール(30=ニューヨーク・ヤンキース)は同日、移籍後初の実戦となるデトロイト・タイガーズとのオープン戦に登板し、2回を投げ本塁打4本を含め6安打を浴び6失点した。コールは昨年12月、ヤンキースと9年総額3億2400万ドル(約3856億ウォン)の超大型のFA契約を結んだ。
黃奎引 kini@donga.com