仏、軍警１０万人投入…全土で１５日間の外出制限

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、フランス政府が１６日（現地時間）、仏全土で外出を制限すると発表した。フランスのマクロン大統領は同日、国民向けのテレビ演説で、「我々は戦争状態にある」とし、「全国民は必要な場合でなければ、１７日正午から１５日間にわたって移動を制限する」と明らかにした。

　

これにより、市民は生活必需品、医薬品の購入や在宅勤務が不可能な場合を除いては、自宅にいなければならない。フランスは移動を制限するために全国大都市に１０万人の警察官や憲兵を派遣することを決めた。

欧州連合（ＥＵ）は同日、外国人がＥＵに入ってくることを３０日間禁止することを決めた。英国政府は、集会の禁止、旅行、外食など不必要な他者との接触を避けるよう国民に要請した。ドイツ政府は、生活必需品店を除く一般商店の営業を禁止し、宗教施設の運営を中止させた。欧州では、イタリア２万７９８０人、スペイン９９４２人、ドイツ７２７２人、フランス６６３３人、英国１５４３人の感染者が発生した。

　

感染者数が４千人を超えた米国では、首都ワシントンと近郊のメリーランド州がすべてのレストランやバーを閉鎖することを決めた。カリフォルニア州の７つの郡は、３週間にわたって必要な場合を除いて住民の外出を禁止した。


パリ＝キム・ユンジョン特派員　ワシントン＝イ・ジョンウン特派員 zozo@donga.com · lightee@donga.com