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ILO「世界の労働者の81%、コロナで失職-勤務縮小」

ILO「世界の労働者の81%、コロナで失職-勤務縮小」

Posted April. 09, 2020 08:14,   

Updated April. 09, 2020 08:14

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世界の労働者の5人に4人が新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、職を失ったり、勤務時間が減ったことが分かった。第2四半期に1億9500万人が職を失ったのと同じ計算になるという。

国際労働機関(ILO)は7日(現地時間)、全世界の労働者の81%である約26億4千万人が新型コロナウイルスの影響で解雇されたり勤務時間が縮小されたと分析した。アジア太平洋地域だけで12億5千万人が影響を受けたという。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために各国が移動制限、商店の閉鎖などの措置を実施し、企業や商店業務を縮小したことによる結果だ。

またILOは、第2四半期には全世界の総就労時間が6.7%減少するという予測を発表した。これを正規労働者の労働時間で換算すると、1億9500万人が職を失う結果になるとILOは分析した。

 

特に大きな影響を受けているのは、全世界の労働力の約38%(12億5千万人)を占める流通、製造業、宿泊施設、飲食店などだ。ILOはこれらの多くが低賃金、低熟練労働者なので簡単に解雇されると指摘した。

ILOのライダー事務局長は、「先進国も発展途上国も破滅的な状況に直面している」とし、「第2次世界大戦後、最も深刻な危機」と懸念を示した。


崔智善 aurinko@donga.com