Go to contents

マスクアプリ、不慣れな高齢者を支援

Posted April. 09, 2020 08:14,   

Updated April. 09, 2020 08:14

한국어

「スマートフォンに不慣れな高齢者はマスクを手に入れるのに困るかもしれないと思ってキャンペーンを始めました」

高麗(コリョ)大学の卒業生キム・ジュンテさん(23・メディア学部)は8日、高齢者のための「マスク寄付キャンペーン」を始めたきっかけを「申し訳ない気持ちから」と説明した。自分たちが善意で作ったインターネットサイトが誰かに疎外感を与えるのではないかと心配したという。

今年2月に卒業したキムさんと高麗大在学生のチェ・ジュウォンさん(23・産業情報デザイン専攻)、パク・ジファンさん(24・心理学科)、イ・インウさん(28・中語中文学と)は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で苦痛を受ける韓国社会に公益的な貢献をしてきた。プログラミング教育学会で共に活動する彼らは、2月1日の感染者の行動履歴を提供する「コロナアラート」を開設し、累計アクセス者数が300万人を超えた。先月5日に開設したマスク現況を教える「マスクアラート」は反響が良かった。1日平均10万人がアクセスし、現在の累計アクセス者数は1500万人を超えた。

 

しかし、4人は常に心の片隅で引っかかることがあった。サイトを運営してみると、「スマートフォンに慣れた若者に比べて、どうしてもうまく使えない高齢者はマスクの入手が難しいかもしれない」と悩んだ。実際、マスクアラートのアクセス経路は9割以上がスマートフォンだった。

 

彼らは、最後まで責任を負うことを決めた。このような「情報格差」を減らす方法として、マスク寄付キャンペーンを構想した。先月の第2週目に、マスクアラートのサイトにこのような内容を盛り込んだキャンペーンが公示された。

「マスクアラートは、高齢者には不便です。なので、心の片隅で常に心配していました。社会的責任を感じて、高齢者のための寄付を行うことにしました」

市民の反応は予想以上に良かった。マスクアラートを利用した人々は、キャンペーンにも積極的に参加した。約2週間で130人もの多くの人が参加した。5千ウォンから30万ウォンまで寄付が続いた。キムさんら4人も寄付し、380万ウォンを集めた。この寄付金で購入したマスク1千枚を4日、ソウル老人福祉センターに渡した。この過程で知り合った流通業者「ユミネ雑貨店」も消毒液1千個を支援した。

ソウル老人福祉センターは、受け取ったマスクと消毒液を新型コロナウイルス福祉の死角地帯に置かれた高齢者に分ける予定だ。キムさんは、「良い趣旨に賛同してくれた市民に感謝する。今回の寄付キャンペーンが疎外された高齢者に少しでも助けになればいい」話した。


具特敎 kootg@donga.com