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三星バイオロジックス、米国の製薬会社のコロナ治療候補物質を委託生産

三星バイオロジックス、米国の製薬会社のコロナ治療候補物質を委託生産

Posted April. 11, 2020 08:12,   

Updated April. 11, 2020 08:12

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三星(サムスン)バイオロジックスが、米製薬会社が開発している新型コロナウイルス感染症の治療候補物質を委託生産する。

三星バイオロジックスは10日、ヴィル(Vir)バイオテクノロジーとこのような内容の感染意向書(LOI)を交わしたと公示した。契約金は4418億ウォンで、三星バイオロジックスが2016年に有価証券市場に上場後に交わした単一受注契約基準では最大規模と言える。

ヴィルバイオは、新型コロナウイルスと似ているSARS(重症急性呼吸器症候群)の完治患者から抗体(SARS-CoV-2mAb)を確保して治療剤を開発している。ヴィルバイオは、米食品医薬品局(FDA)から新型コロナウイルス治療候補物質のファーストトラック(臨床簡素化)の承認を受けて、とりあえず他の治療剤よりも早い許可が出る条件を用意した。

三星バイオロジックスは、治療剤の開発段階に応じて技術移転を開始後、早ければ2021年から仁川延寿区松島(インチョン・ヨンスグ・ソンド)の第3工場でこの物質を本格的に委託生産する予定だ。

三星バイオロジックスの関係者は、「今回の意向書契約は拘束力のあるもので、もしヴィルバイオの候補物質が新型コロナウイルスの治療薬として最終的な承認を受けなくても、現在公示した契約金をすべて受けるには問題ない」と説明した。


チ・ミング記者 warum@donga.com