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「伝説」ジョーダンの未公開映像大放出、ネットフリックスでドキュメンタリー「ラストダンス」配信

「伝説」ジョーダンの未公開映像大放出、ネットフリックスでドキュメンタリー「ラストダンス」配信

Posted April. 18, 2020 08:03,   

Updated April. 18, 2020 08:03

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現役時代のマイケル・ジョーダン(57)は、世界のスポーツ史で抜群の存在感を誇る選手だった。例えば、「テニスのマイケル・ジョーダンは誰か」という質問と「バスケのピート・サンプラス(49)は誰か」という質問とでは、その重みが違った。

しかし、ジョーダンが米プロバスケットボール(NBA)を引退して17年が過ぎてから、華やかな名声は少しすず色あせている。今は、NBAファンの間でも「レブロン・ジェームズ(36=ロサンゼルス・レイカーズ)とジョーダンのうちどっちが優れた選手か」を巡って論戦が白熱したこともある。

新型コロナウィルス感染拡大への懸念で、NBAリーグが中断された中、ESPNが未公開映像を大放出する。ESPNは、1997~1998シーズンに、ジョーダンと所属するシカゴ・ブルス選手団を追いながら、バックステージの映像を記録した。理由は不明だが、この映像は、これまで一度も公開されたことがない。

20日(韓国時間)、ついに映像が公開される。ESPNは、この未公開映像と昨年撮影したインタビューなどを交えて、ジョーダンの一代記を描いたドキュメンタリー「ザ・ラースとダンス」を制作し、この日から放映することを決めた。ジョーダンが自身の生涯を描いた長編ドキュメンタリーに出演し、当時の状況について語るのも初めて。

ラストダンスにはフィル・ジャクソン監督(75)はじめデニス・ロッドマン(59)、スコッティ・ピッペン(55)のようにシカゴ時代のチームメイトだけでなく、マジック・ジョンソン(61)、パトリック・ユーイング(58)、そして今年1月に亡くなったコービー・ブライアントまで「おやじファン」にお馴染みの元NBAスターが勢揃いする。またバラック・オバマ氏(59)とビル・クリントン氏(74)の二人の元大統領も出演し、ジョーダンについて語る。

ドキュメンタリーを演出したジェイソン・ヘーヒル監督は、「元大統領も携帯電話の着信時に『マイケル・ジョーダン』の名前が表示されると、最初のベルが鳴り終わる前に電話に出ていることが分かった」と言い、「ジョーダンは、ドキュメンタリーの主人公であるだけでなく、大変優れた交渉担当でもあった。彼は、また『このシーンにはこのコメントが必要だ』と自らインタビューを提案したりもした」と話した。

撮影に積極的に応じたジョーダンだが、いざ放送が迫ると少し不安を感じるようだ。彼はスポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」とのインタビューで、「このドキュメンタリーを見た後、人々は僕のことを『酷い男(horrible man)』だと思うのではないかいう不安もある」と語った。ジョーダンが、ここまで不安に思うのは、現役時代に大変厳しいクラブハウスのリーダーとしても有名だったからだ。シカゴでジョーダンと5シーズンを一緒に活躍したゴールデンステート・ウォリアーズ監督のスティーブ・カー氏(55)は、「ジョーダンは練習の時、余りにも我々のことを叱っていたので、むしろ試合の方が楽だったくらいだ」と話した。

韓国ファンは、米国で放映された翌日から動画ストーリミングサービス「ネットフリックス」で視聴できる。ネットフリックスは、新型コロナで自宅で過ごしている視聴者のため、30日に無料体験イベントを実施中だ。


黃奎引 kini@donga.com