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エッジ満載…四角形を覚えて!

Posted April. 21, 2020 08:08,   

Updated April. 21, 2020 08:08

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ますます暖かくなる天気にふさわしい新しい靴について悩んでいるのなら、今年は「四角」(square)を覚えておこう。靴先でもヒールでも「エッジ」(角)がはっきりしている四角形は、最近シューズ業界の主要トレンドとなっている。ヴォーグは、今年最も注目すべきトレンドの一つとしてこの「四角形」を挙げながら「鋭く切りとられた幾何学的な四角形の靴先、四角形ヒールの靴」を記憶するように呼びかけた。

靴に融合した四角形は、1990年代風のレトロな雰囲気を与えながらも、シンプルで未来志向的な感性を同時に伝えるという点で不思議な魅力がある。特に靴先が四角形である「スクエアトゥ」(Square Toe)は、今年の流行の柱である。「トゥ」とはくちばしという意味で、靴先を指す。角張った先を丸くした「ラウンドスクエアトゥ」もあるが、今シーズンのトレンドは、角を最大限にまっすぐに生かした四角形だ。

人によって好き嫌いが分かれかねないこのユニークなデザインを本格的な流行軌道に乗せるのに、ボッテガ・ヴェネタが一役買っている。新しく迎え入れたクリエイティブディレクター・ダニエル・リーが、デビューショーだった2019年秋冬コレクションを狙って、スクエアトゥシューズを集中的に披露してから、ファッションヒップスターの注目を浴び始めた。

今年の春夏シーズンにはバレンシアガ、イヴ・サンローランなどの多くの高級ブランドまでが加わったことで、その規模がはるか大きくなった。ブーツからパンプス、サンダル、ローファー、スニーカーやスリッパに至るまで、分野を網羅してスクエアを導入している。幾何学的形のバッグのデザインで有名なオランダ・ブランドのワンドラーも四角形、五角形のような図形模様が目立つ四角の靴先靴で、この分野の新興強者として浮上している。

スクエアトゥは、形をどのようにデザインするかによって、シンプルで洗練された雰囲気はもちろん、粗悪さも出すことができる。靴の種類も多様で、選択の幅が広い。服と合わせて履きやすいのも強みである。レイチェルコックスのイ・ウンへ・チーム長は、「スクエアトゥはどんなスタイルにも無難でよく似合う」とし、「上着としてブレザーをラフにかけ、薄色のジーンズやバミューダパンツと一緒に着ると、スタイリッシュな印象を与える」と話した。

無難に選べるのは、中程度の高さのヒールである。業界では格式を生かしながらもリラックスした雰囲気を出すことができるミュール(mule・後ろの方が開いた靴)の形が人気を集めると見ている。1990年代風に丸い足輪がついていたり、足の親指と第二指の間に紐があるスクエアトゥサンダルも、春夏のランウェイコレクションに多く登場した。

必ずしも、靴先だけが四角である必要はない。高くて厚くなったプラットフォームヒールの流行とスクエアが結合して、今年はスマートで低いヒールよりは、粗悪な四角形のヒールがそのまま見える大胆なスタイルが流行すると見られる。図形のようにどっしりとしたヒールは、文字通り「つま先まで」のスタイルを生かしてくれる。


パク・ソンヒ記者 teller@donga.com