国内新型コロナウイルス感染症の感染者のうち最高齢の104歳のチェ某さんが、入院から2カ月ぶりに完治して15日退院した。
慶尚北道浦項(キョンサンブクド・ポハン)医療院によると、チェさんは入院から66日目に完治判定を受けて、同日午前11時30分頃退院した。2012年から慶山市(キョンサンシ)ソリン特別養護老人ホームで生活していたチェさんは、特別養護老人ホームで集団感染が発生して、3月8日陽性判定を受け、その二日後、浦項医療院に入院した。チェさんは寝たきりの状態で、喘息などの基礎疾患があり、医療スタッフが24時間交代で見守るなどの集中管理を行ってきた。一時、肺炎がひどくなり、酸素呼吸器治療を受け、腸炎も患った。しかし、地道な治療で状態が好転し、3月26日から退院のための診断検査を受け始めた。
以後チェさんは計12回の検査を受けた。11日に行った9回目の検査で初めて陰性判定を受けたが、10回目の検査で再び陽性が出た。しかし13日と14日に行った11回目と12回目の検査で連続で陰性判定を受けて退院が決まった。
この日の退院で、チェさんは国内最高齢感染者であり、最高齢完治者となった。ハム・インソク浦項医療院長は、「医療陣が全力を尽くして治療完治の希望を目にすることになった」とし、「厳しい治療状況によく耐えて、健康を回復したおばあちゃんに感謝したい」と語った。
イ・ソジョン記者 sojee@donga.com