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慶州皇南洞の新羅古墳から「金銅靴」出土

慶州皇南洞の新羅古墳から「金銅靴」出土

Posted May. 28, 2020 07:46,   

Updated May. 28, 2020 07:46

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慶北慶州(キョンブク・キョンジュ)の新羅古墳から、43年ぶりに金銅靴が新たに出土した。

文化財庁は、慶州皇南洞(ファンナムドン)120-2号墳から金銅靴と帯装飾用銀板、様々な馬具飾りなど様々な遺物が出土したと、27日明らかにした。新羅金銅靴は、実生活で使っていたものではなく、葬儀のために儀式用に作られたものだ。慶州新羅古墳からこのような靴が出土したのは、1977年に慶州仁旺洞(インワンドン)古墳群から出て以来初めてだ。

一対の金銅靴は、埋葬された遺体の足元から発見された。表面には「T」字状の模様が開けられており、円形の金銅瓔珞がついている。靴は27日現在、完全に掘り出されたわけではなく、引き続き発掘中である。慶州皇南(ファンナム)大塚の南墳からも、似たような形の金銅靴が出土したことがある。調査機関の新羅文化遺産研究院のキム・グォンイル先任研究員は、「金銅靴が出てきたのは、墓に埋葬された人が王族である可能性が高いことを意味する」と語った。

また、遺体の脚部からは帯飾りに使われた銀板があらわれ、頭部からは、いくつかの金銅瓔珞が確認された。この瓔珞は頭にかぶる冠や冠飾りである可能性があると、文化財庁は明らかにした。副葬品としては、金銅鞍橋と金銅雲珠をはじめとする各種の馬具飾り、青銅アイロン、鉄釜、様々な土器類などが出土した。

皇南洞120号墳は、慶州大陵苑(テルンウォン)一帯にある。日本植民地時代に古墳番号が付られたが、民家が建設されたことで毀損され、古墳の存在を明確に確認できない状態だった。2018年5月に発掘調査に入った文化財庁と慶州市は、昨年、120号墳を調査する過程で、120号墳の北と南に古墳があることを追加で確認した。


趙鍾燁 jjj@donga.com