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BTSがオリコンチャート1位に、海外歌手ではマイケル・ジャクソン以来

BTSがオリコンチャート1位に、海外歌手ではマイケル・ジャクソン以来

Posted June. 20, 2020 08:29,   

Updated June. 20, 2020 08:29

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7人組の男子アイドルグループ・防弾少年団(BTS)が2月、韓国など世界で同時に発売した4回目のレギュラアルバム「マップ・オブ・ザ・ソウル:7(Map of Soul:7)」(写真)が、日本の権威ある音楽チャート「オリコン」で上半期(1~6月)決算アルバムチャートの1位についた。

BTSのアルバムは2月発売後、現在まで日本国内だけで42万9000枚が販売され、今年上半期の最多販売アルバムとなった。韓国歌手がオリコンの上半期あるいは下半期の決算チャートでトップについたのは今回が初めてだ。海外歌手がオリコン決算チャートで1位を記録したのは、1984年のマイケル・ジャクソンの2回目のソロアルバム「スリラー」以来36年ぶりのことだ。オリコンは、1968年から集計された日本の代表音楽チャートといえる。

BTSのアルバムは、日本市場を狙って製作された日本語歌唱アルバムではなく、韓国語アルバムだ。韓国で制作されたアルバム42万9000枚が、日本で直輸入されて販売されたのだ。新型コロナウイルス感染症でPR活動が困難な状況で、輸入アルバムが50万枚近く販売される成果を上げた。

これまで韓国の歌手たちは、日本進出のために日本語で新曲を発表したり、韓国のヒット曲を日本語で翻訳して歌ってきた。しかし、最近では、韓国歌手の韓国発売直輸入アルバムも脚光を浴び始めている。最近9人組のガールズグループ「ツワイス」の韓国発売ミニアルバム「モア・アンド・モア」も、16日に発表されたオリコン週間アルバムチャートで1位となった。

専門家たちは、最近、ユーチューブやソーシャルネットワークサービス(SNS)を通じて韓国文化に触れる若年層が増えて、このような傾向が現れたと分析する。日本では、BTSやツワイスのプロモーションビデオで韓国語を教える「韓国語講座」のコンテンツを求める人たちが目立って増えている。BTSファンのサトウ・アミさん(21)は、「韓国歌手のダンスと歌の実力が好きなので、韓国に対する好感ができた」とし、「(文化的交流は)韓日関係などの政治的なこととは関係がないと思う」と話した。

BTSは、昨年日本語で発表したシングル「ライツ/ボーイ・ウィズ・ラブ」が、海外男性歌手としてはオリコンチャート51年の歴史の中で初めて100万枚の出荷を認められるなど、記録更新を続けている。


東京=キム・ボムソク特派員 bsism@donga.com