康京和(カン・ギョンファ)外交部長官が2日、「米国は米朝対話が再開になれば、柔軟な立場で臨む準備ができている」と述べた。文在寅(ムン・ジェイン)大統領は先月30日に、欧州連合(EU)執行部とのテレビ会議で、11月の米大統領選の前に米朝首脳会談を行うことを提案した。
康氏は同日、記者懇談会を開き、「米朝対話の再開に向けて米国は常に準備ができており、韓国はこのためにできる役割を果たすという立場で調整してきた」と明らかにした。米国の「柔軟な立場」については、「(政府が)そのような立場を確認している状況」と述べた。
康氏は、韓米作業部会の改編の可能性も明らかにした。康氏は、北朝鮮が非難してきただけでなく、与党の一部で南北協力事業を阻害するとし、韓米作業部会の緩和および解体を要求していることについて、「最近、李度勲(イ・ドフン)韓半島平和交渉本部長が訪米した際、米側とそのような問題意識を共有し、どのように運営方式を改善すれば憂慮を払拭することができるのか議論もあった」と明らかにした。
一方、韓米当局は、米国の北朝鮮担当特別代表を兼務するビーガン国務副長官の来週の訪韓日程を最終調整しているという。ビーガン氏が北朝鮮との接触を推進するという観測があるが、米朝間の立場の相違が依然として大きく、対話再開は容易ではないとみられている。
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