7人組の男性アイドルグループ・防弾少年団(BTS)への日本メディアの関心が熱い。有力日刊紙がBTSの人気秘訣を分析する特集記事を掲載する一方、地上波放送は、BTS単独で特集番組を編成した。韓日関係の悪化により放送出演が次々とキャンセルされた2年前と雰囲気が明確に変わったのだ。
6日、朝日新聞は、BTSの人気を分析する記事を、企画面のトップ記事として扱った。強大な影響力を持つ芸能事務所出身でないのに、彼らの韓国語の歌が世界市場を席巻したと報じた。特に1964年の「ブリティッシュ・インベージョン」(英国文化が米国で成功した現象を指す言葉)の代名詞となっている「ビートルズ」に言及して、BTSを「21世紀のビートルズ」と紹介した。
BTSの成功秘訣として、メンバー全員が作曲作業に参加して社会性のあるメッセージや自分の内面の話など、「自分だけのメッセージ」を込めたことを挙げた。また、2年前に、BTSが米ニューヨークの国連本部で行われた国連児童基金(UNICEF)の若者向け行事で、「自分を愛することができなければならない」と言うなど、直接発信したメッセージに多くのファンが共感すると分析した。
5日、テレビ東京も、BTSのための約1時間の特別番組「BTSジャーニー~7人の旅」を編成した。日本の有名歌手もカムバック前の単独特別放送が編成されることはあまりみられない。
現在、BTSは15日、日本での4回目のレギュラーアルバム「MAP OF THE SOUL : 7~THE JOURNEY~」の発売を控えている。このアルバムで最初に公開されたシングル「ステイ・ゴールド」は、世界の音源サイト「アイチューンズ」で84カ国で1位となった。この曲が含まれたテレビ東京の金曜ドラマ「らせんの迷宮」のプロデューサ、山鹿達也氏は「BTSの音楽をテーマ曲として使えたのは奇跡だ」と話した。
東京=キム・ボムソク特派員 bsism@donga.com