スペインリーグで活躍している「韓国サッカーの未来」李康仁(イ・ガンイン=19・写真)が再び所属するバレンシアCFに移籍を要求したという。地元メディアが報道した。バレンシアの地元メディア、スーペル・デポルテは6日、「李康仁が最近、チームの再契約オファーを断り、移籍を要求した」と報じた。
李康仁は昨年、ポーランドで開催されたU-20ワールドカップで韓国に準優勝をもたらし、大会MVPに贈られるゴールデンボールを受賞し、欧州の複数尾のクラブから注目を浴びた。クラブオーナーのピーター・リム氏が李康仁の残留を強く要求し結局はバレンシアに残ったが、出場機会はあまり与えられなかった。このため、李康仁は昨年夏にもクラブに移籍を要請したが、クラブは「バレンシアの未来に大変重要な選手」だとして受け入れなかった。クラブは残留を希望しているものの、十分な出場機会が与えられていない状況が続き、再び移籍説が流れている格好だ。
最近バレンシアはアルベルト・セラーデス監督を成績不振を理由に解任し、ボロ・ゴンサレス・コーチにチームを任せたが、ゴンサレス氏が采配を取って2試合でも李康仁の出番はなかった。
李康仁とバレンシアは、2022年まで契約している。バレンシアに移籍金8000万ユーロ(約1080億ウォン)を提示したチームがあれば、契約期間中にもチームを移すことができるが、今のところこの金額を払って李康仁を獲得しようとするチームが現れるとは思えない。李康仁を欲するクラブとバレンシアの間で適切なレベルでの移籍金交渉が行われなければ、レンタル後の移籍などの方法で新天地を探そうとする可能性が高い。
李承鍵 why@donga.com