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ストップモーションアニメのクエイ兄弟の作品の誘惑

ストップモーションアニメのクエイ兄弟の作品の誘惑

Posted July. 20, 2020 08:33,   

Updated July. 20, 2020 08:33

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操り人形を使ったストップモーションアニメーションとして広く知られているクエイ兄弟の作品を紹介する展示「ドミトリーへの招待」が、10月4日まで、ソウル瑞草区(ソチョグ)の芸術の殿堂ハンガラム美術館の第7展示室で開かれる。

双子の兄弟であるスティーブンとティモシー・クエイは、1947年、米ペンシルベニア州フィラデルフィアで生まれた。二人は、フィラデルフィア芸術大学と英ロンドン王立美術学校(RCA)を卒業後、1979年に英国に自分のスタジオを設立して、40年以上アニメーターとして活動してきた。演劇やオペラの舞台セットのデザイン、プロモーションビデオ、コマーシャル広告、テレビ番組のタイトルなど、アニメーション以外の分野でも独特の個性を発揮した。

スペインの映画監督・ルイス・ブニュエル(1900~1983)、チェコ共和国の人形ストップモーションアニメーションの巨匠・ヤン・シュヴァンクマイエル(86)から影響を受け、夢幻的な雰囲気のアニメ作品を着実に発表してきた。1986年、フランスのカンヌ国際映画祭短編コンペティション部門に出品した「ストリート・オブ・クロコダイル」で映画界から注目を浴びた。

今回の展示では、アニメ動画と関連イラスト、人形劇の背景として精巧にデザインしたミニチュアセット、映画ポスターの形で描いたドローイング、文字デザインのイメージなどを含む100点余りの作品が公開される。展示タイトルは、クエイ兄弟が自分たちの操り人形アニメーションの背景セットを「ドミトリー」(宿泊施設)と呼んだことから持ってきた。

この兄弟は、フランツ・カフカ(1883~1924)の作品に魅了されて、産業社会の裏の不条理と不安、超現実主義とエロティシズムを溶かしたアニメーションを披露してきたという評価を受ける。米国の映画監督・ティム・バートン(62)のアニメ「ステイン・ボーイ」と「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」、映画「ビートルジュース」と「スウィーニー・トッド・フリート街の悪魔の理髪師」を連想させる奇妙で残酷な雰囲気の童話的空間とイメージに会うことができる。クエイ兄弟、バートン監督と一緒に仕事をしてきたキム・ウチャン作家の骨組み作品も一緒に展示される。8000~1万2000ウォン。お問い合わせは02-6925-2303まで。


孫宅均 sohn@donga.com