「スタイリストが舞台衣装を求めて海外まで行きました。とても高価なブランド品です」
グループ「帝国の子供たち(ZE:A)」のメンバー・キム・ドンジュン氏が今月12日、ネイバー「VLIVE」で、2012年の発売曲「後遺症」に書き込まれたコメントについてこう答えた。このコメントは、「みんな家にある服を着て来たの?衣装が一つもそろっていないけど」という内容だった。
「後遺症」も、歌手・ピの歌「カン」のように「C級情緒」の曲で、オンラインで話題となって多くのコメントが書き込まれているが、キム・ドンジュンがコメントを直接読んでファンたちと疎通を図ったのだ。「歌の終わりを『ニャオン』と歌った理由は何なのか」などの質問には、「作曲家からそう歌ってこそ感じが出ると言われてやらされた」と答えた。その映像を編集して、ファンが掲載したユーチューブ動画「キム・ドンジュンの後遺症コメントを読む」は、48万回の再生件数を記録した。
ユーチューブで歌手の過去のミュージックビデオ(MV)や舞台動画に付けられたコメントを集めて提供するチャンネルが多数登場し、歌手がそのコメントを読んで反応するコンテンツも一緒に人気を集めている。歌手・ピの2017年の発売曲「カン」のMVに書き込まれた面白いコメントをきっかけに、「C級感性」の曲が見直され、その曲を歌った歌手が直接コメントを読みながら、ファンとの疎通を図った。ハリウッドのスターたちが米ABC放送のトークショー「ジミー・キンメルライブ!」で、「悪いツイート(mean tweets)」を直接読んで、これに対する意見を語るコーナーと似ている。
ZE:Aの歌の中で「後遺症」と並んで難解な歌詞、歌の雰囲気と合わない衣装やダンスなどを指摘するコメントが多く掲載された曲は「マジェルトブ」だ。ユーチューブチャンネル「ミヌハ」を最近開設したZE:Aのメンバー・ハ・ミンウも、「『コメントを読み上げます』本物が現れた!」というタイトルで、「後遺症」と「マジェルトブ」に掲載されたコメントを読む動画を掲載した。彼はマジェルトブについて、「元気を出せという歌なのに、なぜ自分の頭を銃で撃つ振付が入ったのか」というコメントに対して、「僕も理解できない振り付けだ」と大笑いした。この映像を見たファンたちは、「私たちにとって面白いポイントに当事者も同じように笑ったのがおもしろい」などの反応を見せた。
面白いコメントを集めて提供するユーチューブチャンネル「レジェンドザット」は、芸能人が自分と関連したコメントを読む「本人登板!」のコーナーを新設した。このコーナーには、アイドルグループ「ニューイースト」のカン・ドンホ、ZE:Aのイム・シワンなどが出演して、過去の発売曲についたコメントを読んでファンたちと疎通した。
金哉希 jetti@donga.com