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北朝鮮で初のコロナ感染疑い、開城市を完全封鎖

北朝鮮で初のコロナ感染疑い、開城市を完全封鎖

Posted July. 27, 2020 08:16,   

Updated July. 27, 2020 08:16

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北朝鮮が、新型コロナウイルスの感染が疑われる脱北者が開城(ケソン)を通じて再び北朝鮮に戻ったと明らかにした。北朝鮮が、新型コロナウイルスの感染者が発生したと公式に明らかにしたのは初めて。軍当局は、北朝鮮の主張どおり脱北者が再び北朝鮮に戻ったとみて、経緯を調べている。防疫および軍事境界に穴があいていることが明らかになり、論議が予想される。

朝鮮中央通信は26日、「開城市で、悪性ウイルスの感染が疑われる越南逃走者が3年ぶりに不法に境界線を越えて7月19日に帰郷する事件が発生した」と報じた。これと関連して金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は25日、党中央委員会政治局非常拡大会議を開き、24日から封鎖した開城地域に非常事態を宣言し、国家非常防疫体系を最大非常体制に転換する特級警報を発令したと、同通信は伝えた。

脱北者が越境したという主張について、合同参謀本部は26日、「軍は人物を特定し、関係機関と緊密に協力して確認作業を行っている」と明らかにした。これと関連して、軍は2017年に亡命したキム氏が最近、金浦(キンポ)、江華(カンファ)、喬桐島(キョドンド)付近を事前に調査したとみて、具体的な情況を確認している。現在のところ、地上ではなく漢江(ハンガン)河口から泳いで北朝鮮に渡った可能性が高いという。朝鮮中央通信は、「前線部隊のずさんな警戒勤務実態を厳重に指摘した」とし、「党中央軍事委員会が、事件発生の責任がある部隊に対する調査結果の報告を受け、厳しい処罰を適用し、対策を講じることを議論した」と伝えた。


崔智善 aurinko@donga.com · 申圭鎭 newjin@donga.com