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2020年の韓国ゴルフを支配する2000年生まれグループ

2020年の韓国ゴルフを支配する2000年生まれグループ

Posted August. 06, 2020 10:09,   

Updated August. 06, 2020 10:09

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今季の韓国女子プロゴルフ(KLPGA)ツアーで2000年以降に生まれた有望株の活躍が目覚ましい。5日現在、KLPGAツアーの賞金ランキング上位5位に1位パク・ヒョンギョン(20)、3位イム・ヒジョン(20)、5位ユ・ヘラン(19)の3人がいる。

ルーキーだった昨年は無冠に終わったパク・ヒョンギョンはKLPGA選手権と釜山(プサン)オープンで2勝を挙げて4億5000万ウォンを獲得し賞金王レースのトップに立った。イム・ヒジョンは優勝こそないが、今季9大会全てで予選を通過し5度もトップ10に入る安定したペースを見せている。ユ・ヘランは先週開かれた済州三多水(チェジュ・サムダス)マスターズで爆発的なスコアをマークし、「ワイヤー・トゥー・ワイヤー」優勝を果たし2連覇に成功した。ユ・ヘランは、早くも新人賞レースで独走態勢を固めた、との見方が出ている。

昨年新人王に輝き、錚々たる同年のライバルの中でトップランナーだったチョ・アヨン(20)は、今季は本調子でなかった。8大会で4度も予選敗退し賞金ランキングも26位(約8200万ウォン)に止まっている。バックスイングの大きさを簡潔に修正したことによる過渡期的現象というのがゴルフ界の分析だ。チョ・アヨンは済州三多水マスターズで自身のシーズン最高の6位に入り、ペースを取り戻したとの評価を受けている。チョ・アヨンまでペースを回復すれば、2020年生まれ選手たちの競争は一段と熱くなる見通しだ。

2000年を前後して生まれたこれらの選手たちは、パク・セリの影響を受けてゴルフを始めた「セリキッズ」と言われる朴仁妃(パク・インビ)、イ・ボミ、申智愛(シン・ジエ)ら1988年生まれグループの活躍に憧れてゴルフを始めてケースが多い。ゴルフ専門家の一人は、「韓国だけでなく米国や日本でも名を馳せたセリキッズたちの活躍で海外練習やレッスン市場が活性化した。そうしたシステムの中で2000年生まれグループが体系的に実力を伸ばすことができた」と話した。

2000年生まれグループは、ジュニア時代から国家代表になるために激しい競争を繰り広げながら実力を磨いてきた。大韓ゴルフ協会の関係者は、「代表チームで活躍しながら大型大会で経験を積んできた選手たちだ。プロ2、3年目になると心理的に安定した競技力が最大限に発揮しているようだ」と話した。


キム・ジョンフン記者 hun@donga.com