5日、昭陽江(ソヤンガン)ダムが3年ぶりに水門を開けたうえ、6日未明、大雨が降ったことでソウル漢江(ハンガン)大橋に9年ぶりに洪水注意報が発令された。漢江公園11ヶ所はすべて進入が統制され、ソウルのあちこちで道路が浸水して交通が統制された。
環境部漢江洪水統制所は、6日午前11時を機に漢江大橋に洪水注意報を発令した。水門15個のうち10個を開放した八堂(パルダン)ダムは、同日午前9時から2つをさらに開けて、毎秒1万8000トンの水を放流した。これにより、午後1時20分頃、漢江大橋の水位は8.45メートルを記録し、洪水注意報基準で「注意」に該当する水位・8.5メートルに迫っている。漢江大橋に洪水注意報が出されたのは、2011年7月28日以降9年ぶりのことだ。
漢江大橋の洪水注意報発令に先立って、午前5時50分には、江南区細谷洞(カンナムグ・セゴクドン)の炭川(タンチョン)・テゴク橋にも洪水注意報が出された。ソウル市はこれと関連して、「漢江の近くに住む住民は、洪水被害を受けないように細心の注意を払ってほしい」と発表した。ソウルで漢江と隣接する自治区は、龍山区(ヨンサング)と広津区(クァンジング)、麻浦区(マポグ)、江西区(カンソグ)、永登浦区(ヨンドゥンポグ)、松坡区(ソンパグ)、江東区(カンドング)など11ヶ所だ。
同日早朝から八堂ダムの放流量が増え、漢江水位は急上昇した。盤浦(パンポ)漢江公園などは早朝から元の姿が目にできないほど、完全に水に浸った。これにより、クァンナル蚕室(チャムシル)、汝矣島(ヨイド)、江西など漢江公園11ヶ所はすべて進入が統制された。ソウル市漢江事業本部の関係者は、「川辺は豪雨被害の危険地域だ。気象状況が良くなって漢江の水位が下がっても、公園が復旧するまでは訪問を自制しなければならない」と伝えた。
道路のあちこちにも交通が統制された。午前2時には、内部循環路・城東(ソンドン)JC~馬場(マジャン)ランプ双方向と東部幹線道路の聖水(ソンス)JC~君子(クンジャ)橋双方向のアクセスが遮断された。午前3時以降は、江辺北路(カンビョンブクロ)漢江大橋~麻浦大橋の双方向、東幹線道路の全区間(スラク地下車道~聖水JC)、良才川(ヤンジェチョン)路永東(ヨンドン)1橋とアンダーパス、繒山(チュンサン)橋の下部道路、ノドゥル道鷺梁津(ノリャンジン)水産市場~ノドゥル高架などが全面統制された。
これに先立って5日午後9時25分から、オリンピック通りの銅雀(トンジャク)大橋~鹽倉(ヨムチャン)インターチェンジ双方向の車の出入りも統制された。河川の場合、清渓川(チョンゲチョン)は1日から、弘濟川(ホンジェチョン)、盤浦川、道峰(トボン)川等18所は2日から統制されている。
ソウルでは、今回の集中豪雨で道路の窪み2302件と木が倒れる樹木転倒が29件、住宅破損2件などが発生した。1~6日のソウルの降水量は、道峰区が408ミリで25自治区の中で最大値を記録した。
キム・ハギョン記者 whatsup@donga.com