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日帝時代の壁掛け時計や保険証券が80年ぶりに公開

日帝時代の壁掛け時計や保険証券が80年ぶりに公開

Posted August. 14, 2020 08:56,   

Updated August. 14, 2020 08:56

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京畿道水原市(キョンギド・スウォンシ)は11月29日まで、旧富國園(プグクウォン、水原市八達区郷校路130)で、寄贈遺物特別展「回帰:元の位置に戻ってくる」を開催すると、13日明らかにした。

富國園は、日本植民地時代だった1923年に建てられた種苗・農機具会社だ。韓国戦争後、水原裁判所・検察庁舎として活用後、1980年代から個人病院として使われた。2015年、撤去の危機に置かれた建物を水原市が買い取り、今の近代歴史文化の展示空間として活用している。2017年、文化庁登録文化財(第698号)に指定された。

特別展では、日本植民地時代に富國園にかけられていた壁掛け時計(写真)と保険証券、取引農産物の検査書、1942年に発行された「富國園月報」などの遺物20点余りが展示される。遺物のほとんどは、1926年に富國園に入社して20年間勤務したイ某氏(1996年に死亡)が所蔵していたもので、イ氏の死後、孫が保管してきたが、昨年10月に水原市に寄贈した。富國園月報は、水原文化財団のチョ・ソンミョン知恵セム図書館長が出したものだ。イ・サンス水原市文化芸術課長は、「80年ぶりに市民に公開される遺物で、日本植民地時代当時の農業行政システムと農業構造を垣間見ることができる」と語った。

富國園の歴史を振り返られる写真も展示される。遺物寄贈者が祖父から伝え聞いた内容をもとに構成した「昔の富國園の物語」も紹介される。毎週火〜日曜日午前9時半〜午後6時に無料で観覧できるし、月曜日と公休日は休館する。


イ・ギョンジン記者 lkj@donga.com