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柳賢振は今季2勝目、金広鉉も初先発で好投

柳賢振は今季2勝目、金広鉉も初先発で好投

Posted August. 19, 2020 08:47,   

Updated August. 19, 2020 08:47

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2007年4月16日。光州(クァンジュ)一高の先輩と後輩の関係だったタンパベイ・レイズの徐在応(ソ・ジェウン=43)とコロラド・ロッキーズの金炳賢(キム・ビョンヒョン=41)は、メジャーリーグで並んで先発登板した。ミネソタ・ツインズ戦に登板した徐在応は7回4失点で勝敗はつかず、金炳賢はアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦で3回5失点で負け投手になった。

それから13年4カ月が過ぎた18日。メジャーリーグで活躍している二人の韓国人投手、柳賢振(リュ・ヒョンジン=33、トロント・ブルージェイズ)と金広鉉(キム・ビョンヒョン=32、セントルイス・カージナルス)が同じ日に先発登板した。結果はハッピーエンディングだった。

柳賢振は同日、ボルチモア・オリオールズとのアウエーで6回4被安打3奪三振1失点でシーズン2勝目(トロントが7-2勝利)を挙げた。柳賢振の登板先立ってシカゴ・カブスとのダブルヘッダー第1戦に先発としてデビューを果たした金広鉉は、3回3分の2を投げ、3被安打3四球1奪三振1失点でチームの勝利(3-1)に足場を築いた。柳賢振は、「マウンドに上がる前までロッカールームで(金広鉉の)試合をテレビで見ながら応援した。同じ日に先発登板して嬉しかった」と笑顔で語った。

●「ゴロ・スペシャリスト」柳賢振

柳賢振を相手したボルティモアは、前日までメジャーリーグ全体で打率3位(.265)の強打線だった。OPS(出塁率+長打率)も.798で全体3位。カムデン・ヤーズはメジャーリーグでも指に折る打者に有利な球場。外野右翼席後方に建物がそびえたち、投手には圧迫感を、打者には安定感を与える。

だが、ペースを取り戻した柳賢振に、ボルチモア打線は相手にならなかった。柳賢振は6回まで安打4本だけを与えた。長打は失点につながった4回裏の二塁打だけだった。柳賢振は、安打で走者を出した後、併殺打を誘って簡単に危機を逃れた。

1回をゴロ3つで簡単にイニングを終えた柳賢振は、6回まで取ったアウトカウント18個のうちゴロ11個で13(併殺打2つ)のアウトを取った。左投投手を相手に4割台の打率を記録していたボルチモアの1番ハンサー・アルベルトに連続三振を含めて3打数無安打の完勝を挙げる場面は、この日の醍醐味だった。速球の最高球速が148キロをマークした柳賢振は、防御率を4.05から3.46に下げた。投球数は86球しなかった。トロントは球団ツイッターに、柳賢振が8月の3試合で17回18奪三振、防御率1.06を記録したと伝え、絶好調の活躍を称賛した。

ボルチモアのブランドン・ハイド監督は、「トロントが何の訳もなく柳賢振と巨額の契約を結んだのではない。内角の勝負ができる投手なので、右打打者にも強かった」とコメントした。

●緊張の中で仕事を全うした金広鉉

先月25日のリリーフ登板以来、24日ぶりに先発としてマウンドに立った金広鉉は、緊張した様子がありありと見て取れた。1回裏にはスプリングキャンプの時に着用していたキャップを被ってマウンドに上がり、投球を終えてベンチに向かう時はロジンバックを持ち帰るのを忘れ、再びマウンドに戻る一幕もあった。

だが投球内容はベテランに相応しいものだった。1回裏の1死満塁のピンチを迎えたが、5番イアン・ハップを三振に打ち取り、後続のデビッド・ボーティを遊撃手ゴロに打ち取って危機を逃れた。2回裏は簡単に三者凡退で仕留めた。


金培中 wanted@donga.com