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現存する「最古刊本」の三国遺事巻4、5が国宝になった

現存する「最古刊本」の三国遺事巻4、5が国宝になった

Posted August. 28, 2020 08:09,   

Updated August. 28, 2020 08:09

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現存する三国遺事の刊本の中で最も古い「梵魚寺本」が宝物から国宝に昇格指定された。26日、文化財庁は、宝物第419-3号「三国遺事巻4~5」を国宝第306-4号に昇格したと明らかにした。

釜山梵魚寺(プサン・ボムオサ)が所蔵している「三国遺事巻4~5」は、全体5冊のうち4、5巻だけが残っている。梵魚寺初代住職・吳惺月(オ・ソンウォル、1865~1943)の昔の所蔵本で、1907年に梵魚寺に寄贈されたと伝えられる。「三国遺事」は、高麗の一然僧侶(1206~1289)が編纂した本で、高麗時代の版本は知られていなかった。「梵魚寺本」は、国宝第306号「ソンウン本」(3~5巻)と国宝第306-3号の「パルン本」(1、2巻)に漏れている28~30章が収録されており、歴史的な重要性を認められた。

正祖(チョンゾ)が王権を強化するために作った親衛部隊の本営を色絵で描いた「壯勇營本営図形」は、宝物第2070号に指定された。色絵1点と平面図案の「間架圖」の2点で構成されている。また、赤ちゃん仏として知られる「慶州南山長倉谷(キョンジュ・ナムサン・チャンチャンゴク)の石造弥勒如来三尊像など計8件が宝物に新規指定された。


金民 kimmin@donga.com