「トロントがポストシーズン(PS)に進出する確率は80%以上だ」
米紙USAトゥデーは1日で締め切られたメジャーリーグのトレード市場でトロント・ブルージェイズが勝ち組だったと評価した。同紙は「昨冬にトロントが柳賢振(リュ・ヒョンジン)を獲得する時までは、特に注目されなかった。ところが柳賢振がエースの仕事を全うしながら、トロントは新たな目標を設定するようになった」とし、「トロントは今回のトレード市場で柳賢振を助けてチームをPSに導くパズルを完成するのに成功した」と報じた。
トロントは同日、右腕のロス・ストリップリング(元ロサンゼルス・ドジャース)と左腕のロビー・レイ(元アリゾナ・ダイヤモンドバックス)を同時に獲得した。トロントは4日前にも右腕タイフアン・ウォーカーをシアトル・マリノーズから獲得した。同紙は「厚みが増した先発陣は剛速球投手が多数派のリリーフ陣にもプラスの効果をもたらすだろう」との見方を示した。
強化されたのはマウンドだけではない。トロントは同日、内野のユーティリティー・プレイヤーのジョナサン・ビヤの獲得に成功した。USAトゥデーは「ビヤ―を獲得しながらチャーリー・モントーヨ監督は、サンティアゴ・エスピナル(打率.250)、ジョー・パニック(.217)、トレビス・ショー(.213)ら打撃が振るわない選手を、これ以上ラインナップに入れなくても済む」と伝えた。
トロントは現在、18勝15敗(勝率.545)でアメリカンリーグ東地区3位、リーグ全体8位につけている。メジャーリーグ事務局は今年のPS進出チーム数を従来の10チームから16チームに増やした。トロントが現在の地位を最後まで保つことができれば、PS進出権を獲得することになる。トロントがPSに進出したのは2015年が最後だった。
黃奎引 kini@donga.com