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第2次緊急災害支援金、公平性をさらに補完し執行は迅速に

第2次緊急災害支援金、公平性をさらに補完し執行は迅速に

Posted September. 07, 2020 08:23,   

Updated September. 07, 2020 08:23

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政府が第2次緊急災害支援金を新型コロナによる被害が大きい階層に「カスタマイズ」で支援することに確定した。政府与党は昨日、幹部政府与党協議会でコロナの再拡大などで厳しい国民に災害支援金を支給することにし、7兆ウォン台の第4次補正予算案を設けて国会に提出することにした。1年に4回も補正予算を編成するのは1961年以来59年ぶりのことで、政府・与党は、全額を国債発行で賄う予定だ。

災害支援金は、カラオケ、ゲームセンターなどコロナ防疫のために集合禁止命令が出された12業種の小商工人と自営業者、特殊形態労働者、青年失業者、低所得層などが優先対象になるとみられる。この他、水害基準を拡大し、小商工人のための低金利融資基準を緩和し、未払い賃金清算などの秋夕(チュソク、陰暦8月15日の節句)民生対策も用意することにした。政府は、近いうちに詳細な対策を設けて発表する予定だ。

今回の第2次災害支援金は、支援するかどうかから、政府や専門家の十分な検討なしに、政治的に急いで決定された。与党「共に民主党」の代表選挙戦で候補らが我先に第2次災害支援金の支援方針を打ち出し、野党も呼応して政界が先頭に立った。政府はすでに、新型コロナによる被害を救済するために、融資や雇用維持支援金、小商工人支援などさまざまな政策を打ち出したが、第2次災害支援金に先立って、既存の政策を点検し、その実効性を高める方策が先行すべきだった。

支援金の支給方法と関連しても、政府与党は4ヶ月を無駄に費やした。4月の総選挙を控えて、第1次災害支援金を決める時、全国民への支給か選別かを巡って大きな混乱が起きた。その後、4ヶ月が経過するまで、追加支援に備えた効率的な選別方法を準備しておらず、再び与党内でさえ議論を繰り返しており、情けないばかりだ。

選別であれ、カスタムであれ、どうせ方向を決めた以上、最大限公正かつ迅速に執行されるように力を入れなければならない。早くからカラオケやゲームセンターの経営者に支援金を支給すれば、あそこで働いていたより困難な人々はどのように支援するのかなどの議論が、インターネットで盛り上がっている。不公正だという不満が出ないように、丁寧に困難な人々を見つけて集中し、できれば秋夕前に速やかに執行しなければならない。足りない部分があれば率直に認めて補完することが、より大きな副作用を減らす道だ。