孝明世子の出棺式を描いた「班次圖」、Ｋオークション出品推定価格は６億～１０億ウォン

美術品のオークション会社・Ｋオークションは、「１９世紀の班次圖（朝鮮時代の国の儀式で官僚と器物の位置を描いた記録画）形式を把握できる史料である「孝明（ヒョミョン）世子出棺班次圖」が２４日、ソウル江南区（カンナムグ）の本社で開かれるオークションに出品された」と、１０日明らかにした。

推定価格は６億～１０億ウォン。１８３０年に死亡した孝明世子の出棺シーンを描いた。行事に参加した人数、儀仗旗の様子、御輿の配置などの詳細を調べることができる。今回の出品作品は、行事準備に活用するために製作したことが分かった。

子供の頃から優れた芸術的才能を見せた孝明世子は、純祖（スンジョ）２７年（１８２７年）、代理聽政をはじめて、権力者の官僚を積極的に牽制し、新しい人材登用に力を入れたが、２１歳の純祖３０年に突然の喀血直後この世を去った。


孫宅均 sohn@donga.com