米全域で多くの市民が、18日(現地時間)に他界した米司法府の「進歩の象徴」、ルース・ベイダー・ギンズバーグ最高裁判事の死を悼んでいる。
トランプ米大統領は声明で、「米国は法の巨人の死を悼んでいる。女性や障害者の法的平等に貢献した彼女の判決は、すべての米国人、そして偉大な法律家たちを鼓舞した」と称え、すべての連邦の建物に半旗の掲揚を指示した。
1993年にギンズバーグ氏を最高裁判事に任命したクリントン元大統領はSNSに、「これまで連邦最高裁に奉職した判事の中で最も優れた人を失った」と追悼した。ジョン・ロバーツ最高裁長官は、「疲れ知らずで決然として正義を守るギンズバーグ氏の記憶は、未来まで続くと確信する」と称えた。19日、ワシントンの連邦最高裁判所前の広場には、ギンズバーグ氏の死を悼む多くの市民が集まった。
連邦最高裁判所は、ギンズバーグ氏がすい臓がんに伴う合併症の闘病の末、ワシントンの自宅で家族に看取られながら息を引き取った明らかにした。ギンズバーグ氏は米史上2人目の女性最高裁判事で、女性の権利やジェンダー平等を擁護する判決を下し、男女差別の壁を破ったという評価を受けている。ギンズバーグ氏は、性的マイノリティをはじめ社会的弱者のために声を上げてきた。ギンズバーグ氏の判決は、米国だけでなく海外の主要国の法解釈にも引用され、大きな影響を与えた。
ワシントン=イ・ジョンウン特派員 lightee@donga.com