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トロントの試合はなぜ7分か37分に始まるのか

トロントの試合はなぜ7分か37分に始まるのか

Posted September. 25, 2020 08:39,   

Updated September. 25, 2020 08:39

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大リーグの日程表を見れば、「ブルーモンスター」柳賢振 (リュ・ヒョンジン=33、トロント・ブルージェイズ、写真)が、今シーズン最後に先発登板するホームゲームは24日午後6時「37分」(現地時間)に開始するとなっている。この日のみそうなっているわけではない。トロントは、今シーズン中にホーム試合を37分または07分に開始した。

韓国プロ野球ファンにとって、平日の試合が午後6時30分に開始するというのは常識だ。週末の試合は午後2時、5時、6時など、毎時定刻に開始する。日本のプロ野球も、平日の試合は午後6時きっかりに始まる

一方、今年の大リーグで定刻に始まる試合は一つもない。30分開始の試合も、全体967試合のうち21試合(2.2%)がすべてだ。その代わり、午後7時10分に開始する試合(117試合・12.1%)のように毎時10分開始の試合が443試合(45.8%)で最も多く、その次は5分開始が195試合(20.2%)だった。

大リーグでこのように不思議(?)に開始時間を決めるのは、テレビ中継のためだ。試合前に両チームの選手などを紹介するためには5分ほど必要なため、試合開始時間をこれだけ遅らせるのだ。一方、韓国のテレビ局は、通常、試合開始前から中継をするのが一般的なので、このような問題はない。米国はテレビの編成時間、韓国は試合開始時間が中心となっている。

トロント試合の時に2分がさらにつくのは、国歌演奏のためだ。他のチーム間の試合の時は、米国国歌「星輝く旗」のみ演奏すればいいが、トロント試合の時は、カナダ国歌「オー・カナダ」も一緒に演奏しなければならない。カナダの国歌演奏に1分30秒ほどがかかるため、2分を追加するのだ。

もちろん、開始時間を2分間さらに遅らせる代わりに、試合の準備時間を繰り上げたり、テレビ広告放送時間を調整する方法もある。このため、トロントがアウェー試合の日程をこなすときは、必ず7分や37分に試合を開始するわけではない。トロント以外のチームも、特別な行事があるときは、7分、または8分で試合を開始したりする。

最初から試合開始時間をマーケティングの手段として活用することもある。シカゴ・ホワイトソックスは、コンビニ・フランチャイズ「セブンイレブン」と契約を交わして、2007年から3年間、平日試合を午後7時11分に開始した。


黃奎引 kini@donga.com