「今こそ必死に自分を愛する時」 ＢＴＳが２度目の「国連メッセージ」

「人生は続くでしょう。私たちは一緒に生きましょう。（Ｌｉｆｅ　ｇｏｅｓ　ｏｎ。Ｌｅｔ'ｓ ｌｉｖｅ　ｏｎ）」

防弾少年団が国連で２度目の演説を行った。彼らは２３日夜（韓国時間）、第７５回国連総会国連保健安全保障友好国グループのハイレベル会議で、全世界の青年たちに伝えるビデオメッセージを公開した。防弾少年団が国連に姿を現したのは、２０１８年９月に米ニューヨークの国連本部で開かれたユニセフ青年アジェンダ「ジェネレーションアンリミテッド」に代表講演者として出た後、２年ぶりのことだ。今回の映像メッセージは、国連ウェブテレビ、韓国外交部のフェイスブックやユーチューブチャンネルで公開された。

防弾少年団を紹介する映像の導入部は、ユニセフのヘンリエッタ・フォア総裁が出演して飾った。フォア総裁は、「私たちは、今、この困難な時期をより良い世界を夢見て準備する時間に変えることができる。あなただけではない。ユニセフが聞く。そして、私たちの友人の防弾少年団も、皆さんの話を聞いている」と口火を切った。続いて一人ずつスタジオに登場した防弾少年団が、事前に準備したメッセージをリレー走のように朗読した。リーダーのＲＭは英語で、残りの６人のメンバーは韓国語で語った。ＲＭは、「第７５回国連総会で、このように改めてメッセージを伝える貴重な機会を持つことになり、本当に光栄だ」と切り出した後、「２年前、私はあなたの名前を尋ね、あなたの声を聞かせてくれと要請した。それとともに多くのことを想像した。（中略）私と私たちの前に置かれた無限の可能性について胸を躍らせながら想像した。しかし、その想像の中に新型コロナはなかった」と語った。

続いてジミンは、「絶望した。すべてのことが崩れたような気がした。できることは、窓の外を眺めることだけだったし、行くことができる場所は私の部屋だけだった」とし、「昨日は全世界のファンと一緒に踊って歌ったが、今日は私の世界が部屋一つに減ったような気がした」と語った。

ジョングクは、「みんなで一緒に作業していたある夜、ＲＭさんは星が見えないと言ったが、その時、窓に映った自分の顔が見えた。私たち皆の顔も見えた。そのように、お互いに聞かせたい話を歌にした」と語った。ＲＭはこれを受け継いで、「漠然とした時、私はジョングクの言葉のように窓ガラスに映った私の顔を思い浮かべる。そして２年前に私がこの席で言った言葉を思い出す。『ラブ・ユア・セルフ、スピーク・ユア・セルフ』。今こそ、私たちが自分の顔を忘れず、直面しなければならない時だ。必死に自分を愛し、未来を想像するよう努力してほしい。防弾少年団と共に」と語った。


イム・ヒユン記者 imi@donga.com