「クラシック音楽の首都」オーストリアのウィーンでピアノやバイオリン、チェロ奏者がマスタークラスを行った後、オーケストラと協演する「協奏曲アカデミー」が開かれる。
今年設立されたウィーン協奏曲アカデミー(Vienna Concerto Academy・VCA)は、「楽器マスタークラス、指揮者と一緒にするマスタークラス、オーケストラマスタークラスを経て、オーケストラと協演まで行う協奏曲アカデミーを来年2月に開催する」と最近明らかにした。
各部門のソロマスタークラスは、ピアノ・リリャ・ジルベルスタイン(写真)、バイオリン・イゴール・ペトロスキー(ツェル・アム・ゼー音楽祭芸術監督)、チェロ・ウェン=シン・ヤン(Wen-Sinn Yang・ミュンヘン国立音楽大学教授)などの有名ソリストが引き受ける。アーネスト・ホッツェル、クリスティアン・シュルツ、アモリ・ジ・クロズルなど、中央ヨーロッパを中心に活発に活動してきた指揮者たちが、指揮者マスタークラスと協演指揮を担当し、スロバキア放送交響楽団が協演する。
プログラムは、ソロマスタークラス2回と指揮者マスタークラス1回、オーケストラと合わせるマスタークラス1回に続き、オーケストラとの協演で行われる。マスタークラスとの協演は、ウィーン国立音楽院と1時間の距離にあるスロバキアの首都・ブラチスラバのスロバキアラジオホールで開かれる。
各部門で最も優れた参加者は、プラハ・スメタナホールで北チェコ・フィルハーモニー管弦楽団と協演するコンサート機会を持つことになると、VCAは明らかにした。
ヴォルフガング・クラウス・VCA対外担当監督(元ウィーン国立音学大学副学長)は、「協奏曲の演奏は、個人練習や個人レッスンだけでは行われない領域で、オーケストラとの実際の協演が不可欠だ」とし、「特に世界の舞台で頭角を現している韓国音楽関係者たちの積極的な参加を期待している」と明らかにした。申込書は、11月からVCAのホームページ(concertoacademy.com)からダウンロードできる。
VCAは中央ヨーロッパを中心に活動する複数のソロ教授と指揮者、ベルリン交響楽団(BSO)やニュルンベルク交響楽団などのオーケストラとネットワークを構築しており、来年9月に第2回マスタークラスを行う予定だと明らかにした。
ユ・ユンジョン文化専門記者 gustav@donga.com