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辛東彬ロッテ会長が菅首相と面会

Posted October. 13, 2020 08:16,   

Updated October. 13, 2020 08:16

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ロッテグループの辛東彬(シン・ドンビン)会長が、菅義偉首相と会った。12日付の日本経済新聞によると、辛会長は11日昼、東京のとあるホテルのレストランで菅首相と約1時間30分間、昼食を兼ねて面会した。この席には、化粧品メーカー・コーセーの小林一俊社長とファミリーマートの澤田貴司社長も一緒だった。

先月就任した菅首相が韓国の主要企業家に会ったことが知らされた事例は、辛会長が初めてだ。ロッテグループの関係者は、「分単位で公開される首相のスケジュールに、辛会長との面会が含まれた」とし、「対話の内容については、グループ内でも知られていない」と話した。財界では、韓国と日本両国間の梗塞された経済交流を改善する方策などについての議論が交わされただろうと推定している。

ロッテのトップ一家は、日本政界との長い交流で親睦が厚いことが知られている。創業者の辛格浩(シン・キョクホ)前総括会長は、安倍晋三元首相の父親・安倍晋太郎元外相、祖父の岸信介元首相とも親交が深かった。

辛会長も、本人の結婚式には当時の中曽根康弘首相が、長男の愉悦(ユヨル)氏の結婚式には安倍元首相がそれぞれ出席するなど、日本政界との親睦が厚い。

辛会長は、8月から日本に滞在している。財界では、ロッテグループの人事作業が11月に開始されるうえ、新型コロナウイルス感染症による危機打開のために人事が繰り上げられると予想されるだけに、辛会長が遅くとも来月初めには入国するものと予想している。


黃泰皓 taeho@donga.com