韓国プロゴルフ(KPGA)コリアンツアーのキム・テフン(35)が今季を華やかに飾った。プロ入り14年目でジェネシス大賞と賞金王を同時に手にした。
キム・テフンは8日、京畿道坡州市(キョンギド・パジュシ)にあるソウォンバレーCC(パー72)で行われたKPGAコリアンツアーの今季最終戦LGシグニチャー選手権の4日目(賞金総額10億ウォン)に2バーディー、2ボギー、2イーブンパーをマークし、通算13アンダー275で9位タイだった。
今試合でジェネシスポイントと賞金ランキングで1位になった。キム・ハンビョル、イ・ジェギョンらの終盤の追い上げを振り切った。KPGAコリアンツアーで賞金と大賞ポイントの同時席捲は、2016年のチェ・ジンホ以来で4年ぶり。大賞ポイント1位になったキム・テフンは、ボーナス賞金5000万ウォンとジェネシス・セダン1台、5年間のKPGAコリアンツアーのシード権、2021~2022シーズンのヨーロピアンツアーシード権を獲得した。
今年10月のジェネシス選手権で2年ぶりの優勝(ツアー通算4勝目)を味わったキム・テフンは、ジェネシス大賞受賞への手応えを得た。ライバルだったキム・ハンビョルとイ・ジェギョンが米国で開催された米男子ツアー(PGA)「ザ・CJカップ」に参戦している間、キム・テフンは国内に残ってコンディション調整に力を入れた。とくに先月のビズプレー電子新聞オープンでは、32位タイでポイント110点と326万の賞金を追加し、両部門で首位に浮上した。
最高齢の新人王も誕生した。キム・テフンと同じ1985年生まれのイ・ウォンジュん(35=豪州)が新人賞を受賞した。今試合で通算1アンダー287で51位となり、ツアー新人賞の「カステルバザック命出(ミョンチュル)賞」を受賞した。2000年にソク・ジョンユル(当時31歳)の記録を塗り替えた。豪州国籍のイ・ウォンジュンはPGA2部ツアー、日本プロゴルフ(JGTO)ツアーなど主として海外で活躍したが、2019年のKPGA選手権で優勝し、国内ツアーメンバー資格を獲得した。今年は10月のビズプレー電子新聞オープンで優勝を果たした。
一方、今試合の優勝者はハン・スンス(34・米国)だった。ハン・スンスは同日、6バーディー、6アンダーの通算17アンダー271でツアー初優勝を果たした。
姜泓求 windup@donga.com