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バイデン氏、「中国ではなく米がルールを決めなければ」RCEPを牽制

バイデン氏、「中国ではなく米がルールを決めなければ」RCEPを牽制

Posted November. 18, 2020 09:00,   

Updated November. 18, 2020 09:00

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米大統領選挙で勝利を宣言した民主党のバイデン前副大統領が16日(現地時間)、強まる中国の影響力に対抗して同盟国と共に新たな貿易ルールを設定する必要性を強調した。中国主導で結成された東アジアの地域的包括的経済連携(RCEP)協定への牽制に出たのだ。

 

バイデン氏は同日、デラウェア州ウィルミントンで開かれた記者会見で、RCEPに対する質問に「当選者の身で具体的に話すことは慎重にならざるを得ない」とながらも、「世界経済の25%を占める米国が、同等の経済規模を握る民主主義の国々と連携する必要がある」と述べた。また、「中国などではなく、私たちが貿易ルールを設定できるようにする」と強調した。

これは、米国が韓国など同盟国と共に中国に対抗した新たな経済ブロックを作らなければならないという意味とみられる。RCEPは、韓国、中国、日本、オーストラリア、ニュージーランドと東南アジア諸国連合(ASEAN)10ヵ国の15ヵ国が署名した世界最大規模の自由貿易協定(FTA)。

ただし、バイデン氏は同日、トランプ大統領が離脱した環太平洋経済連携協定(TPP)への復帰については明らかにしなかった。


兪載東 jarrett@donga.com