野球が2024年パリオリンピックの正式競技から除外され、ブレイクダンスが初めて五輪競技に採用された。
国際オリンピック委員会(IOC)は8日、理事会を開き、パリ五輪組織委員会が提出した競技構成案を承認した。ブレイクダンスが正式の五輪競技になるのは初めて。スケートボード、スポーツクライミング、サーフィンは来年東京大会に続いて2大会連続で正式競技として実施される。
パリ五輪組織委員会とIOCはブレイクダンスはじめスケートボード、スポーツクライミング、サーフィンなど若者に人気のある競技を採用することで若年層の観客と視聴者が五輪により関心を持てるようになるのを期待している。AP通信によると、ブレイクダンスの五輪での正式名称は「ブレイキング(Breaking)」になる見通しだ。これは1970年代初期のブレイクダンスの名称。視覚的効果を織り込んだ大会の進行が可能で、ダンサーたちの華麗なパフォーマンスを発揮できる同競技は、華やかに飾られたパリ市内の競技場で行われるとみられる。サーフィンはパリから1万5000キロ以上離れた太平洋のタヒチ島のビーチで開かれる予定だ。
野球は採用と落選を繰り返している。野球は1992年バルセロナ五輪で正式競技に採用された後、2008年北京五輪で実施されたが、2012年ロンドン五輪からなくなった。野球は来年の東京五輪で再び採用されたが、パリ五輪では再び落選した。だが、2028年ロサンゼルス五輪では再び復活する可能性がある。米国とアジアの一部国家では高い人気を博しているが、その他の国と地域ではそうでない野球の特性が反映されているからだ。韓国野球は北京五輪で金メダルを獲得した。
李元洪 bluesky@donga.com