Go to contents

米「ワクチン上陸作戦Dデー」、14日から接種

米「ワクチン上陸作戦Dデー」、14日から接種

Posted December. 14, 2020 08:29,   

Updated December. 14, 2020 08:29

한국어

世界最大の新型コロナウイルス感染国である米国での「新型コロナ」のワクチン接種が、14日(現地時間)から始まる。累積感染者と死者がそれぞれ1600万人と30万人を突破した米国のドナルド・トランプ政権は、ワクチン接種の開始を第2次世界大戦当時、連合軍のノルマンディー上陸作戦実行日の「Dデー」に喩えて期待感を示した。

米疾病統制予防センター(CDC)の諮問機関である予防接種諮問委員会(ACIP)は12日、米製薬会社・ファイザーとドイツのバイオエンテックが共同開発した「新型コロナのワクチン」を、16歳以上の米国人に接種するよう勧告した。ロバート・レッドフィールドCDC局長が、この勧告を受け入れてワクチン使用を最終承認すれば、実際接種が可能になる。これに先立って、米食品医薬品局(FDA)は11日、ファイザーワクチンの緊急使用を承認した。

トランプ政権のワクチン開発プログラム「超高速作戦」の最高運営責任者であるガスタヴ・パーナ陸軍大将は12日、記者会見で「Dデーが第2次世界大戦の決定的な転換点になったように、私たちも(ウイルスとの戦い)終息の出発点に立っている」と明らかにした。

290万回分の最初のワクチンの物量は、13日、北部ミシガン州カラマズーの生産施設から全米地域に出発して、14日から医療陣、老人ホーム居住の老弱者などに優先的に接種される。氷点下70度の超低温保管が必要なワクチンの特性を勘案して、運搬には10日間冷たく維持できる十分な量のドライアイスを詰めた特殊コンテナが動員され、運送トラックは位置、温度、光の露出、動きを追跡する装置を取り付けた。

また、FDAは17日、米製薬会社・モルデナの「新型コロナ」ワクチンの緊急使用承認について議論する。英アストラゼネカも12日、「6週間以内に米国内でのワクチン使用承認を申請する」と明らかにした。


イ・ソル記者 ワシントン=イ・ジョンウン特派員 lightee@donga.com