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柳賢振がMLB最高の左腕投手に贈られる「ウォーレン・スパーン賞」受賞者に選定

柳賢振がMLB最高の左腕投手に贈られる「ウォーレン・スパーン賞」受賞者に選定

Posted December. 23, 2020 08:31,   

Updated December. 23, 2020 08:31

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トロント・ブルージェイズの「コリアンモンスター」柳賢振(リュ・ヒョンジン=33)がメジャーリーグ最高の左腕投手に認められた。

米紙ジ・オクラホマンは22日、「柳賢振が2020シーズンのウォーレン・スパーン賞の受賞者に選出された」と報じた。ウォーレン・スパーン賞選定委員会は、「柳賢振が新型コロナウィルスの感染拡大による厳しい環境の中でも目覚ましい活躍を見せた」と選出理由を明らかにした。アジア出身の選手が同賞を受賞するのは初めて。

同賞は、アトランタ・ブレーブスの前身ボストン・ブレーブスなどで1942年から1965年まで活躍し、左腕投手として最多となる通算363勝を挙げて殿堂入りした伝説の投手、ウォーレン・スパーン(1921~2003年)を記念して1999年にオクラホマ・スポーツ博物館が制定した。シーズンで最も優れた活躍をした左腕投手に贈られる賞で、同賞受賞者がシーズン最高の投手に贈られるサイ・ヤング賞を同時に受賞するケースも多かった。

金炳賢(キム・ビョンヒョン=41)とアリゾナ・バックスダイヤモンドで一緒にプレーしたランディー・ジョンソン(引退=1999~2002シーズン)をはじめ柳賢振のロサンゼルス・ドジャース時代の同僚クレイトン・カーショー(2011、2013~2014、2017シーズン)、CCサバシア(引退=2007~2009シーズン)らメジャーリーグ最高の左腕投手が受賞した。最多受賞はジョンソンとカーショーの4回。

ドジャース所属だった昨季にメジャーリーグ全体で防御率1位(2.32、14勝5敗)だった柳賢振は、シーズン終了後に同賞受賞が有力視された。だが、昨季ワールドシリーズ(WS)優勝に貢献したワシントン・ナショナルズのパトリック・コービン(14勝7敗、防御率3.25)に苦杯を喫した。

自由契約選手(FA)資格を得てトロントへ移籍した柳賢振は、コロナ禍の影響で60試合(以前は162試合)に縮小して実施された今季に5勝2敗、防御率2.69と優れた活躍を見せた。メジャーリーグ全体の左腕投手では最多勝利3位、防御率2位だった。エースの重責を任された柳賢振の活躍で、トロントは2016年以来4年ぶりにポストシーズンに進出した。選定委員会もコロナでカナダのホーム球場を使えなくなり、米国ニューヨーク州の球場を臨時に使うなど厳しい環境の中でリーダーシップを発揮した柳賢振の活躍を高く評価したものとみられる。

コロナの影響で表彰式は開かれず、柳賢振が受賞する姿は見れなくなった。帰国後に自主トレーニングなどをしながらオフシーズンを過ごしている柳賢振も、報道を見て受賞者に選出されたことを知ったという。


金培中 wanted@donga.com