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在韓米軍、来週から「韓国初のワクチン接種」

在韓米軍、来週から「韓国初のワクチン接種」

Posted December. 24, 2020 08:10,   

Updated December. 24, 2020 08:10

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在韓米軍を対象にした新型コロナウイルス感染症(新型コロナ)のワクチンが、早ければ24日、韓国に到着する。政府は新型コロナワクチンの確保が難航している中、韓国で初めてワクチンの接種が米軍を対象に行われる。今回、米国から配送されるワクチンの接種対象に、KATUSA(米軍に配属された韓国軍)は含まれないことが分かった。

23日、軍消息筋によると、米国防総省の「新型コロナ」ワクチンの初期補給物量は、キャンプ・ハンフリーズ(京畿平澤)内の医療施設であるブライアン・オールグッド病院に到着する予定だ。在韓米軍側は、ワクチンの到着予想時点である24日から週末(27日)がクリスマス連休であることを考慮して、来週からワクチンの接種に乗り出す計画だと、消息筋は伝えた。

在韓米軍は、米製薬会社「モデルナ」のワクチンを接種する。接種対象は、韓国内に駐留中の米軍とその家族を含めて、約4万人に迫るものとみられる。ただ、今回のワクチンの配送量は、これらの全員に接種するほど十分ではないため、順次ワクチンを持ち込んで接種するという。

ロバート・エイブラムス在韓米軍司令官も同日、将兵たちに送る指揮書信を通じて、「今後数日間、在韓米軍は新型コロナと戦うためのモデルナワクチンの普及を受けて接種を始める」とし、「初期接種は米国防総省の指針に従って医療陣と必須人材などに限られる」と述べた。これとともに新型コロナワクチンは、「『Fight Tonight』の準備態勢を強化するためのもう一つの手段」だと強調した。

米国防総省は今月初め、ファイザーなどの新型コロナワクチンの初期物量4万4000回分を、米本土の13の軍事施設と韓国、日本、ドイツの3カ国の米軍施設にそれぞれ975回分ずつ補給すると明らかにしたことがある。


申圭鎭 newjin@donga.com