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徐旭国防長官、「戦作権移管第2段階評価を繰り上げる」

徐旭国防長官、「戦作権移管第2段階評価を繰り上げる」

Posted December. 25, 2020 08:00,   

Updated December. 25, 2020 08:00

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徐旭(ソ・ウク)国防部長官が、戦時作戦統制権(戦作権)移管後の未来連合司令部の運用能力を検証する第2段階(FOC・完全運用能力)評価の日程を操り上げると明らかにした。10月に米ワシントンで開かれた第52回韓米安保協議会議(SCM)で、米国側が来年のFOC検証実施に難色を示し、事実上不可能になったが、来年のバイデン政権発足に合わせて現政権任期内の戦作権移管を目指す構えだ。

 

24日、軍関係者によると、徐氏は25日に放送される国防テレビ「国防フォーカス」の収録で、「国防改革2.0と連系して戦作権の移管に必要な軍事能力を早期に具備する努力を続け、新型コロナウイルスの状況など諸条件を考慮して、第2段階FOC検証評価を早期に施行できるよう韓米間で緊密に協議していく」と述べた。

 

徐氏はまた、「バイデン政権発足後も韓米連合防衛体制を強化する方向で戦作権の移管を推進していく」とし、「このために米国の新政権の発足前から様々なルートを通じて韓国政府の立場を十分に米側に伝え、戦作権移管をめぐる懸案を協議していく計画」と話した。

しかし、新型コロナウイルスの感染拡大、韓国軍の準備不足などを理由に、米側が来年のFOC検証の実施に懐疑的な態度を示しており、見通しは明るくないとみられている。現政権任期内に戦作権を移管するには、韓米が合意した条件の一部である未来連合司令部運用能力の検証に向けた第2段階、第3段階(FMC・完全任務遂行能力)の評価を来年に全て終えなければならない。


申圭鎭 newjin@donga.com