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北京の韓国人居住地の近くで集団感染

Posted December. 28, 2020 08:21,   

Updated December. 28, 2020 08:21

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中国北京の韓国人密集居住地の近くで新型コロナウイルス感染者が相次いで発生し、韓国人社会の不安が高まっている。

北京韓国人会が27日伝えたところによると、北京市当局は26日と27日に、韓国人の最大居住地域である朝陽区望京地域付近の順義区のすべての住民に核酸検査を受けるよう通知した。最近、順義区で感染者が相次いで発生したことを受け、周辺地域の望京までを含めて、約100万人に対して全数検査に踏み切ったのだ。北京で大規模な検査が行われたのは、6月に北京南部の新発地農水産市場における集団感染以来初めてのことだ。

北京市衛生健康委員会によると、25日と26日の2日間、順義区で7人の感染者が発生した。北京では7月中旬以後、5カ月ぶりに地域感染者が発生したのだ。

特に、順義区は、韓国人密集居住地の朝陽区望京と隣接しており、感染者のうち1人は、望京所在の外資企業に勤務する中国人女性であることが、調査の結果分かった。

北京日報は、「順義区は住宅団地の出入り口を封鎖し、13地域で住民に対して全数検査を行うなど事実上戦時状態に入った」とし、「順義区の検査対象人員は80万人にのぼる」と報じた。朝陽区も、望京地域住民の全数検査に突入し、27日午後まで23万4000人あまりが陰性と確認されたと明らかにした。これらの地域は、マンション団地内に臨時診療所を設置して、6歳以上の居住民全員を対象に、新型コロナの核酸検査を行った。


金祺容 kky@donga.com