「トッテナムに加入した時、少しはシャイだった孫興民だが、今ではロッカールームで一番重要な選手になった」
米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は、イングランド・プレミアリーグ(EPL)のトッテナム・ホットスパーで中心選手になった孫興民が成功した理由に親しみやすい人柄を挙げた。ユーモアと明るいエネルギーでチームメイトたちと太い絆を築いたという。
チームに早く溶け込むため、孫興民は言葉の壁から崩した。ドイツ(ハンブルク、レバークーゼン)でプレーする時はドイツ語学校の授業以来にもテレビアニメ「スポンジ・ボブ」を見ながらドイツ語を覚えたが、トッテナムへ移籍してからは通訳を雇わず、個人レッスンを受けながら英語を学習した。
世界各国から集まった選手たちと積極的に会話しながら、様々なハンドシェイク・セレブレーションを作って視線を集めた孫興民は、英スカイスポーツとのインタビューではチームメイトへの愛情を示した。孫興民は、「セルジュ・オーリエ(コートジボワール)はおかしい行動をすることが多くて面白い。ルーカス・モウラ(ブラジル)はいつも愉快だ」と話した。ジェルワックスでトップの髪をオールバックにセットするトビー・アルデルヴェイレルト(ベルギー)については「雨が降っても髪の毛が崩れることがない。彼が30分かけて髪の手入れをしているのも見たことがある」と笑顔で語った。
トッテナムの選手たちは、度々クリケット会を開催している。孫興民も招かれたが、ルールを良く分からないため、参加しない時が多いという。たまに参加しても、サポーターを務めている。孫興民は、「同僚たちが喜びのパフォーマンスをするところを見るのが楽しい。そういう時は、自分も一緒になってパフォーマンスを楽しんでいる」と話した。
「スマイルボーイ」と呼ばれているのは同僚たちのためだと言う孫興民は、「トッテナムで良いメンバーたちとサッカーをするのが楽しい。いつも笑顔でチームに良いエネルギーを吹き込もうと頑張っている」と語った。
鄭允喆 trigger@donga.com