米国プロバスケットボール(NBA)はシーズン序盤にフィラデルフィア・76ersの好調が止まらない。
7日、本拠地ウェルズ・ファーゴ―・センターで行われワシントン・ウィザーズ戦で相手主砲のブレッドリー・ビールに60得点を許しながらも141-136で勝利した。5連勝を飾ったフィラデルフィアは、7勝1敗としイースタン・カンファレンス首位を守った。
フィラデルフィアはジョエル・エンビード(38点8リバウンド、写真)とセス・カリー(28点)が勝利をけん引した。この日、ビールは3ポイント7本を決めるなど自身の1試合最多得点記録(以前55点)を更新し、2006年12月にギルバート・アリーナスが打ち立てたワシントン所属選手の1試合最多得点記録に並んだが、チームの敗北を止めることはできなかった。ビールは前半だけで32得点を挙げた。第3クォーターは圧巻だった。レイアップ、3ポイント、フィールドゴール、フリースローと得点の全ての場面を演じ、第3Qだけで25点(累計57点)を記録した。だが第4Qは3得点に過ぎなかった。
一方、NBAは同日、ワシントンで起きたトランプ米大統領支持者たちの議会乱入騒ぎに懸念を示し、試合開始前の国歌斉唱時間に片膝をついて抗議を示した。フィラデルフィアのドック・リバース監督は「民主主義は、いつもそうだったように勝利するだろう。昨夏ワシントンで抗議デモがあった時は、より多くの警察と、ましてや軍隊まで出動した。今日は何も見れなかった。もし黒人たちが議事堂に押しかけていたらどんなことが起きただろう」と話した。ワシントンのスコット・ブルックス監督も「みんなが安全であることを望む。クレイジーなことで戸惑いを感じる」と語った。
金培中 wanted@donga.com