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ラウンドを重ねるほど進化、パク・セリがAIゴルフロボットに惜敗

ラウンドを重ねるほど進化、パク・セリがAIゴルフロボットに惜敗

Posted February. 01, 2021 08:27,   

Updated February. 01, 2021 08:27

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「ゴルフ女帝」パク・セリ(44)が人工知能(AI)とショット対決を繰り広げた。結果から言うと、メンタルスポーツと言われるゴルフで一貫性を保ちながら、失敗を通じて改善された結果を生み出したAIの勝利だった。

先月30日、SBSが放送した人間とAIの対決番組をで、パク・セリは俳優キム・サンジュン氏とチームを組んでゴルフゾーンカウンティ茂朱(ムジュ)でAI「エルドリック(LDRIC)」と3番勝負を行った。

AI「エルドリック」は高さ2.1メートル、重量136キロの進化するタイプのスイングマシンだ。クラブやボールなどゴルフ用品のテストや選手のスイング解析のために開発された。ドライバーの平均飛距離は274.32m(約300ヤード)に達するパワーに加え、5m以内のパット成功率は60%を誇る精巧さを備えている。風向きや強さを読み取り、スイングの際、人の肩の回転と手首の動きをそのまま再現しているのが特徴。レーダーとカメラを通じて正確な距離の計算も可能だ。2016年の米男子ツアー(PGA)のフェニックスオープン・プロアマ大会で公開され、5回目のスイングでホールインワンを成功させた。

最初の対決はロングドライブ試合で350mのパー4ホールで3回スイングをして最も遠くに送った方が勝つ方式だった。エルドリックは、1回目で慣れない韓国ゴルフ場で風をまともに読み取れず、OBゾーンにボールを送った。その後は204.08mと223.2mを記録した。パク・セリは1回目で236mを飛ばし機先を制した。

2番目の対決は、ニアピンを争った。150メートルのパー3ホールで3打ずつ10回、計30回を打ってカップにより近くに寄せた方が勝つ方式。エルドリックはショットを重ねる度にボールをピン近くに寄せたが、キム・サンジュンは次第に体力が衰えたためか、失敗が増えた。結局、カップ35センチにつけたエルドリックがキム・サンジュン(3.8m)を大きくリードした。

最後の対決は、パッティング成功回数で勝負した。パク・セリは3mのパットを3回実施して全て失敗したが、エルドリックは1回目を逃したが残り2回は全て成功させた。5mパッティングではキム・サンジュンが3回とも失敗し、パク・セリが2度成功させた。エルドリックは最初は逃したが、次のパッティングをカップに沈め、残りパッティングに関係なく勝負を決めた。


金東昱 creating@donga.com