新型コロナウイルスのワクチン接種を奨励している米マイクロソフト創業者ビル・ゲイツ氏の娘のジェニファーさん(24)が12日、ワクチンを接種した後、父親にかかわる一部のワクチン陰謀説に対して機転を利かせた反論を展開し、話題だ。ジェニファーさんは、ゲイツ氏の1男2女の長女で、ニューヨークのある医科大学に在学中だ。
ジェニファーさんは同日、ワクチン接種後インスタグラムに、「悲しいことに、ワクチンは、父の天才的な才能を私の脳に埋め込んではくれなかった。mRNAにその力があれば!」と書き込んだ。「ゲイツ氏が新型コロナワクチンの接種を利用して人々の心を統制して位置を把握できるマイクロチップを埋め込もうとしている」、「ゲイツ氏と巨大製薬会社が結託して大金を得る目的でワクチン接種を奨励する」といった呆れた陰謀説を受けて、ユーモアを混じえて反論したのだ。新型コロナウイルスのワクチンがそれほどの能力を持っているなら、世界最高富豪だった父親の天才的な能力を自分に先に埋め込んだという意味だ。
ジェニファーさんは、「新型コロナワクチンの接種を受けた」と書かれた小さなメモと注射器を持った写真も投稿した。そして、「ワクチンが保護と安全を与えてくれることに感謝します。接種を受ける人が多いほど、私達のコミュニティーはより安全になります」と強調した。
趙鍾燁 jjj@donga.com