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再び強行軍に臨む孫興民「今の試合とチームに集中したい」

再び強行軍に臨む孫興民「今の試合とチームに集中したい」

Posted February. 19, 2021 08:14,   

Updated February. 19, 2021 08:15

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トッテナム・ホットスパーの孫興民(ソン・フンミン=29・写真)には「現在」が重要だった。最近、孫興民を取り巻くレアル・マドリード(スペイン)やユベントス(イタリア)など欧州のビッグクラブへの移籍説がメディアを賑わせている。2023年までとなっているトッテナムとの契約だが、再契約に決着がついたという話はまだない。

孫興民は18日、敵地ハンガリー・ブダペストで行われた記者会見で、久々に自身の再契約などについて言及した。会見は今季ヨーロッパリーグ(UEL)決勝トーナメント・ラウンド32第1戦のヴォルフスベルガ―(オーストリア)との試合を控えて行われた。

自身の去就に関する質問に、孫興民は「試合とチームに集中するのが、自分には一番重要だ」とし、「トッテナムでの生活は幸せだし、選手としてチーム員として頑張るだけだ。今の状況で再契約について言及するのは難しい」と話した。イタリアと英国のメディアは、ユベントスが孫興民を獲得するために1000億ウォン以上の移籍金を準備しているという報道が相次いでいる。とくにトッテナムが新型コロナウィルス禍の影響でクラブの財政が悪化し、市場価値の高い孫興民とハリー・ケインの売却もあり得るという内容だ。

最近プレミアリーグで9位に転落するなど振るわない成績のため、選手と監督の関係などチームの雰囲気が悪化しているという噂については「悪い噂に過ぎない」と一蹴した。その上で「噂はただの噂だ。僕らのロッカールームの雰囲気は大変良い」とし、「最近結果が悪かっただけで、ロッカールームの雰囲気は変わっていない」と話した。

孫興民の体力問題についての質問もあった。孫興民は11日、エバートンとのイングランド・サッカー協会(FA)カップの決勝トーメンと1回戦で延長120分間プレーした。3日後のマンチェスター・シティ戦もフル出場した。孫興民は、「多くの試合に出ていたので、疲れていないと言えば嘘になるだろうけど、競技場ではいつも幸せだ。厳しくてもベストを尽くしたい」と言い、「疲労はあるけど、サッカーへの愛は変わりないし、問題になることもない」と答えた。


金東昱 creating@donga.com