最近、高精度のクロスを連発しているトッテナム・ホットスパーの孫興民(ソン・フンミン=29)が、高いレベルのパスでチームを勝利に導いた。
孫興民は5日、ロンドンの敵地クレイヴン・コテージで行われた今季イングランド・プレミアリーグ(EPL)第26節フラム戦で、鋭いキラーパスで相手のオウンゴールを誘導し、チームに1-0の勝利をもたらした。トッテナムはリーグ2連勝を飾り、12勝6分8敗(勝ち点42)で8位を維持した。 欧州チャンピオンズリーグ出場権が与えられるEPL4位のウェストハム(勝ち点45)との勝ち点差は「3」だ。
先月28日のバーンリー戦で2アシストを記録した孫興民は、この日も仲間たちに決定的なシュートチャンスを提供した。前半17分、サイドから右足のアウトフロントキックでハリー・ケインの頭に向かうクロスをあげたが、ケインのヘディングシュートが相手GKの正面に行ってしまった。前半19分には左を突破してはフェイントプレーで相手DFの守備タイミングを奪って左足であげたクロスをデリアリが軽くタッチ。ボールは、そのままゴール吸い込まれた。孫興民のリーグ9本目のアシストになるところだったが、アリのタッチ後にボールが相手の守備に当ったことが確認され、オウンゴールとして記録された。
孫興民は、バーンリー戦を機にサイドから攻撃を仕掛ける際、クロスの割合を増やすことで相手を混乱させている。特にDFの前で瞬時的にゴール前に送る右足のクロスが脅威的だ。インフロントキックより精度は落ちると言われているが、孫興民のクロスは的確に届けられる。孫興民のレベル高い技について英フットボールロンドンは、「美しいキックがケインにつながった」と評価した。
兪載泳 elegant@donga.com